雨、時々甘め。 ページ2
雨の音がする。
ﾘﾋﾞﾝｸﾞの窓際、床にﾍﾟﾀﾝと座って外を眺めているAちゃんと銀。
そんなふたりはとても絵になる。
あぁ、絵描きてぇな...、ｽｹｯﾁﾌﾞｯｸ持ってこようか...。
｢雨、どんどん強くなってますね...｣
“みゃーっ”((ｶﾘｶﾘ
｢あっ、ﾀﾞﾒだよ銀さん、窓引っ掻いちゃ。お外行きたいのはわかるけど...｣
“んみゃっ”
ｻﾞｰｻﾞｰと地面を打ち付けるように降る雨は一向に止む気配がなく
むしろ強くなる一方。
本格的に梅雨に入った今の時期は、気分も少し落ちるわけで...。
｢ほら見て銀さん、お友達来てないでしょ? 今お外行ったら風邪ひいちゃうよ?｣
“みゃっ...”((ｼｭﾝ
｢ふふ、よしよし...いい子ね｣((ﾆｺｯ
銀と一緒に住むようになってから何週間かたったけど、実際変わったことは少なくて。
僕が朝起きてﾘﾋﾞﾝｸﾞに行くと、いつもｿﾌｧで寝ていて
僕が｢おはよう｣と声をかければ、閉じていて見えなかったﾌﾞﾙｰの瞳がｷﾗﾘと光る。
頭を撫でると、気持ちよそうに目を細めてまた寝て...
その後少ししてAちゃんが起きてくると起き上がって、ｸﾙｸﾙと足元をまわる。
Aちゃんは銀を抱き上げて、｢おはよう｣と笑いながら銀の鼻にﾁｭｯ、って短いｷｽをする。
満足そうな顔をした銀は、Aちゃんの腕からｽﾙﾘと抜けてﾊﾞﾙｺﾆｰ側の窓の前まで行って“みゃー”って鳴いて外に出してと頼む。
で、僕が窓を開けてあげて銀が外にでてからはいつも通り。
変わってないようで、少し変わった日常。
ここ最近色々変わりすぎな気がしなくもないけど...
でもすごくいい刺激にはなってるからよかったってことにしておこう。笑
｢智さん、｣
なんて言いながらｿﾌｧに座っていた僕の隣にちょこんと座るAちゃん。
ふわりと香るｼｬﾝﾌﾟｰは最近種類を変えたのか、前の甘い香りとは違う、少し爽やかな香り。
智｢ん? どした?｣
｢んーん...、なんでもないです...｣
智｢なんかあった?｣
｢...｣((ﾌﾙﾌﾙ
智｢...あ、ふふ、眠い...?｣
｢ん...、少し...｣
智｢最近忙しかったもんね、お昼寝しようか...?｣
｢ん...｣
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ、って頭を撫でるとふわんと笑ったAちゃん。
ｺﾃﾝ、と僕の肩に寄りかかったAちゃんから
さっきのｼｬﾝﾌﾟｰの香りとふんわり優しい柔軟剤の香りがした。
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かるぴす.*(プロフ) - よっしーさん» よっしーさん、コメントありがとうございます! 私生活がﾊﾞﾀﾊﾞﾀで更新ｽﾋﾟｰﾄﾞがとてつもなく遅くて申し訳ないです(TT) ゆっくりではありますが今後も楽しんでいただけたらと思います(*¨*) (2018年6月27日 9時) (
レス) id: a5cc337d4b (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - この後どうなるか気になります。早く更新してほしいです。楽しみにしてますね(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2018年6月7日 0時) (レス) id: a1ac4d5582 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴす.*(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます。V6さん、関ｼﾞｬﾆ∞さんも好きで登場させたのですがファンの方がいてよかったです♪私生活の方がバタバタして更新全然できてないですがこれからも楽しんでいただけたらと思います(*´ｰ｀) (2018年3月28日 15時) (レス) id: a5cc337d4b (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 出てくるキャラがみんなツボにハマってきて可愛くて仕方がないです。まさか、昌さんが出てくるとは思わず、V6のファンもしているので凄く嬉しいです！！更新大変だとは思いますが気長に待っています！頑張ってください (2018年3月8日 0時) (レス) id: 882e6a37d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるぴす.* | 作成日時：2016年12月12日 7時
