【黒の組織】あなたが愛しくてたまらない…season1 (ページ18)

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命名降谷零side ページ18

ｶﾙｰｱ「透…なんてどう？」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「透…いい名前ですね。ところで、理由をお聞きしても？」

理由が気になった。純粋に。

ｶﾙｰｱ「あなたの本名は零…つまり、なにもない、透明。それにあなた… “ゼロ”でしょう？」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「なるほど…それで、カルーアはどうするつもりですか？」

ゼロ…ゼロはあなたの方がふさわしいのに…

ｶﾙｰｱ「バーボン、あなたが決めて。」

俺、が…？一生懸命考えた。
俺の好きな人の名前なのだから…

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「優璃…なんてどうでしょう？あなたにぴったりの名前でしょう？」

ｶﾙｰｱ「そう？ありがとう」

そう言ってはにかんだ彼女の笑みはとても可愛かった。

あの頃と変わらない、素敵な笑み。

カルーアの電話がなった。

ベルモットから。

ｶﾙｰｱ「何のようかしら、ベルモット？……関係？そんなものいるの？……考えておくわ。……バーボン、ベルモット。」

カルーアから電話を受け取る。

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「電話かわりましたが…」

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「関係のこと、考えたの？」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ええ、少しは…」

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「カルーアには恋人をオススメしておいたわ♪」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ええ…！？っ確かに僕からしたら嬉しい話ですが…しかしそれでは…」

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ちゃんと準備してあるからね♪」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ちょっ！何してくれt…」

ツーツーツー

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「切られた…」

ほんと、俺は、ベルモットに振り回されてばかり…

ｶﾙｰｱ「そろそろ、ポアロ行こうよ。」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ええ、そうですね。」

今は。

あなたがどう思っていてもいいから。

あなたのその笑顔を。

俺に守らせてください。

昔からの…約束ですから…