学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記８日目、少女漫画的展開 ページ10

A「・・・・・ん・・・・」

目が覚めて最初に視界に入ってきたのは豪華な天井。
ここがどこだかまったく分からないのでさっきまでの記憶をたどっていく。

生徒会室にいって、フランスに会って、イギリスさんに会って・・・・・

・・・急に抱きしめられて・・・
思い出した瞬間ものすごい羞恥に襲われた。顔が熱を帯びているのが分かる。

英「お、起きたか。」

・・・・・・


A「にゃああああああああ！！！」


英「っな！！叫ぶことはねぇだろうが！！！」


A「あぅ・・・・すみません。驚いてしまって。」


まさかいるとは思わなかった。
恥ずかしい恥ずかしい。なんで私はあんなときに気を失ったのだろう。


英「それより・・・大丈夫か？」

A「え？・・・・なにがですか？」


英「急に気を失ったからな・・・・驚いてしまって。」


A「あぁ・・・・いえいえ、なんかすみません。・・・で、
　 ここはどこですか？」

英「ここは生徒会室にある寝室だ。生徒会室からつながっているんだ。」


A「なんですかそれ、寝室とかキッチンとかさっきからすごくないですか？」

英「そうか？そうは思わねぇけどな。」


イギリスとはそういう感覚がすこし違うらしい。
流石大国。


A「あの・・・・・」


英「ん、なんだ？」


A「今朝はすみませんでした。行けなくて、実は遅刻してしまいまして・・・」


英「・・・・それはもういい。」


驚いた。この人のことだから怒られるのかと思ったのに。

さっきから、この前より私への態度が優しい感じがする。
心を許してもらったのだろうか。


A「イギリスさん。あの・・・さっきなんで私を抱きしめたんですか？」

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