学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記３８日目、気持ちの変化 ページ43

(普憫目線)

普「んで、俺様がな！！ルッツにな〜・・・」

まほろが一言も喋らないので俺様が一人で喋っていた。
一人でずっと喋っていられるなんて、俺様すごすぎるぜ〜


さっきまで無言ながらも俺様の１歩後ろについてきていたまほろが止まった
振り向かなくても分かるのは足音がきこえなかったからだ。


普「どうしたんだ？なにか見た・・・」


言い終わる前に俺様はぎょっとした。
まほろが大粒のなみだを流して泣いていたから。

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(まほろ目線)

立ち止まって泣いていたのは実は暗闇とか怖いものとかが大の苦手だったから。
ペアがAちゃんだったら手とか繋いでもらえたのに・・・

ギルが私が泣いているのをみてあたふたしている。
彼は悪くないのだが怖くて足がすくむ。涙が止まらない


普「・・・・」


驚かれたかな・・・いや、引かれたかも。
いきなり泣いてるなんておかしい人だって思われた

そう考えていると急に手に人の温かみが感じられた
ギルが私の手を引いて歩きだしたらしい


普「こうすれば怖くないしはぐれないし一石二鳥だぜ！」

まほろ「・・・・・うん。」


ガサツで自己中心的な人だと思っていたけど
さりげなく気を使ってくれたり優しくしてくれたりすることがあるんだなぁ

普通に言うのは恥ずかしいので小声で「ありがとう」とつぶやいた
そしたら手をすこしさっきよりも強くにぎられたので
安心して私も握り返した


・・・・やばい、ドキドキするかも

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