学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記２８日目、ついにお友達になりました ページ32

(イギリス目線)

まほろがいきなりでてきて昔の話なんて要らないこと話していきやがって

最終的には耳打ちで
「Aちゃんと、がんばってね」
なんてぜんぶ見透かしたかのように言った彼女は教室をあとにし
恥ずかしさと見透かされたことへの怒りで真っ赤になったが、
とりあえず俺たちも教室を出た


A「そういえば、どこへいくんですか？」


英「そうだな、天気いいから屋上にでもいくか？」


A「そうですね。ではそこにしましょう」


Aは言葉遣いが丁寧だと、ふと思う
まるで日本みたいだな

丁寧なのはいいが、なんだか壁があるみたいでなんだか落ち着かないな。
名前も国名にさん付けだし。


屋上について食べる場所を決め、お弁当をたべるために包みを開く。
屋上には人気がないのか、というかいつも俺が一人で食べてるからな。

この二人きりが妙に緊張する

こ、これって・・・まるで、付き合ってるみたいじゃねぇか。
なんて浮かれていると


A「では、食べましょう」


俺に対して微笑むA

胸が少し高鳴った気がするが気のせいだ
顔が少し赤いのも気のせいなんだ。


英「そういえば、俺に敬語使わなくてもいいぞ。あと名前もアーサーでいい。」


A「えっ・・・・？」


予想以上に驚く彼女。
なんかまずいことでもしたのか。


英「ど、どうした？いやだったのなら別にいまのままでも・・・」


A「いえ、そうではなくて。名前で呼ばせていただくなんて、
　 まるで友達のようだなぁ。と」


英「っ・・・・。まぁ、友達になっても・・・・構わないがな。」


俺の反応をみてそよ風のようにくすくすと笑うA


英「なっ、なんだよ・・・・」


A「なんだかまほろちゃんと似ていらっしゃいますね」


英「そうか・・・よく言われるんだ。」


A「はい。・・・・ではなくてうん。・・・だね」


A「改めてよろしくね！アーサー！！」


英「あぁ・・・・・よろしく」


(二人の距離は少し縮まった・・・・かな？)

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