学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記２４日目、悲しみ ページ28

(まほろ目線)


最近順調だった

二人を合わせないことに成功してるし
これで計画通りだと思った


放課後の帰り道


Aちゃんが私の後ろを歩いて名前を呼んでいる
最初は気にしないようにとしていたのだが
さすがにうるさくなってしまったので怒鳴ってしまった


まほろ「っもう！一体なんなのよ！」


彼女はおびえもせずに私に質問してきた


A「あのさ、私まほろちゃんに何かしたのかと思って誤りたくてついてきたの。」


まほろ「・・・？どういうこと」


A「なんだかまほろちゃんの態度が冷たい気がして・・・」


驚いた。まさかそんなことを思っていただなんて

何故そんなことで謝ろうとするんだ。何も悪いことはしていないだろう？

そういいたいけど我慢する。これも計画の為だ
彼女に同意してはいけない。深入りしてはいけないのだ


まほろ「・・・・・・」


これからどう彼女を撒こうか・・・・
・・・・・・


＊

＊

＊

＊

＊


ザシュッ


目の前が真っ暗になった気がした


真っ黒な男が彼女の肩に刃物を振り下ろしている

とっさに走りよって男の顔面をまわし蹴り
本当は捕まえるか殺すかのどちらかにしたかったが
奴よりAちゃんの方が優先だ


青白い顔で動かない彼女に応急処置をする

何度話しかけても答えが返ってこない


怖い。怖い怖いこわい


まほろ「起きて。おきてよぉ・・・」


頭の中を駆け巡るのは恐ろしいことばかりで
そんな思いをふりはらって


彼女をかかえ、学園の保健室まで走った

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