学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記１９日目、体育の時間！ ページ23

着替え終わって体育の時間。

今日は合同体育らしく、まさかのドッジボール大会だった。
なんでドッジボールをやらなきゃいかんのだ。

まほろちゃんとイギリスさんとは離れてしまったけれど
フェリちゃんとルートとかとは一緒だから安心だ！


開始の笛が鳴る直前に私は驚くような光景をみた。

まほろちゃんとイギリスさんが二人とも微笑みながら話しているのである。


二人の笑顔を見るのは初めてであったので、ものすごく驚いた。


二人は知り合いなのだろうか。どんな関係なんだろう。
たくさんの思いが頭の中を駆け巡っていて、胸が少し痛く感じる。
風邪でも引いたのかな、私

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開始１０分。のこりの人数
私のいるチームは私、ギル、フラ・・・変態、トーニョ
対する向こうはイギリスさん、まほろちゃん


人数だったらこっちの方が多いので、こちらの勝利はほぼすべての人が確信しているだろう(一部の人をのぞき)


ギルが投げたボールは(女子でも容赦ないのか)ストレートにまほろちゃんへ向かっていく。


正直、女の子相手なのだからもうちょっと優しくなげろ。とか言いたくなる

まほろちゃんには取るのが難しいのか、それとも無理だと思ったのか。
まほろちゃんは目を閉じた


次の瞬間
＊

＊

＊

＊

＊

＊

ボスッ


まほろちゃんへ向かって投げられたボールはイギリスさんがまほろちゃんを庇うような状態で持っている。


英「大丈夫か？」


まほろ「うん・・・・ごめんね、有難う」


英「”ごめんね”とかいいから、お前の癖か？それ」


まほろ「あ〜・・・どーだろ、癖・・・なのかな？」


英「俺に聞くなっつーの」


笑いながらまほろちゃんの頭を優しくなでるイギリスさん。

さっき起こった胸の痛みが強くなっていくのに驚いた。
結局時間が足りなくてそのまま終わったドッジボール


A「まほろちゃん！一緒にいこっ」


まほろ「いい、一人でいけるから。」


冷たく言い放ち、無表情のまま立ち去っていく彼女を
私は黙って見守るしかなかった。

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