学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記１８日目、転入生 ページ22

先生「はい、今日転入生がくるわよ〜。」


女の子「せんせ〜い。その子女の子？男の子？」


先生「女の子よ。じゃ、はいってらっしゃい。」


クラスの人たちがざわざわと話しているなか

その少女は堂々と入ってきた。

人目みただけでとても印象に残る、とても美人で歩き方も美しく。
どこか不思議な魅力をもつ少女だった。


まほろ「はじめまして。国はリアラ、名前は伊藤まほろ。
　 まほろと呼んでくれてもかまわないです。よろしく」


彼女の美声は思ったよりも高くはなく。耳に心地よい声。

一回も笑わずに自己紹介をしたあと席へいこうとする前に彼女と目があった
ほんの少し目を見開いていたが、すぐ目をそらされてしまった。


彼女は私の後ろの席。話しかけてみたいと思ったがいまは授業中だ。
休み時間に話しかけよう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


数学大変だった〜〜・・・疲れたよ。

そうだ。彼女に話しかけてみよう。


A「あの、はじめまして。私櫂原Aといいます。」


まほろ「あぁ・・・はじめまして。」


・・・会話が続かない！どうしよう！

心の中であたふたする私に彼女は。


まほろ「あのさ・・・次、体育でしょ？私場所知らないからさ・・教えてくれない？」


A「いいよ！じゃぁ。一緒に行こう？」


まほろ「・・・・・うん。」


ほんの少し口もとをゆるめうれしそうな顔をした彼女をみながら
私たちは更衣室へむかった。

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