学園ヘタリア〜今日から始まる私と貴方の物語〜

恋日記１１日目、隣の席はもちろんあの子 ページ13

というわけで教室には３人でいくことになった。

どうやら私たちが最後の人たちのようで。

黒板に席順が書いてある。といっても残りはひとつしかないようだ。
え〜っと・・・・わたしの隣は〜・・・・っと
目で順番に追って探していく。
あった。あった。と私の席を見つけたのもつかの間。
私は今すぐ席替えをしたい気分になった。


隣の席はなんとイギリスだったのだ。

本当のところは喜んでいたい・・・のだが。
昨日にわたしは恥ずかしいことを彼にしてしまった次の日だ。

正直きまずい。
自業自得かもしれないが。


ここはあえて無表情で「昨日のことなんか気にしてませんがなにか？」
的なかんじでいけば恥ずかしくないだろう。
胸がドキドキしだした。顔赤くなってないかな。と考える


さっき考えたとおり無表情で席に着き。
挨拶はしたほうがいいだろうと思いついて彼のほうに向き一言


A「よろしくおねがいしますね。イギリスさん」


英「！！！」


言ったあとは柔らかにすぐ目をそらす。
不自然ではない行動になったはずだ。笑顔もこころがけたし。

でも。彼の反応はなんだ。
まるでさっきまでこっちを見ていたかのように顔を真っ赤にして
きれいな瞳を見開いてこっちを見ていたのだ。

胸の鼓動がはやくなる。

もしかして・・・と期待をしてもいいのだろうか。


違う。この気持ちは恋なんかじゃない。別の気持ちのはずだ。

第一彼を好きになったからといって、結ばれるとはかぎらない


もし彼のことが「好き」だったら。
そのときは叶わない恋になるだろう。

恋日記１２日目、ダンスパートナー→←恋日記１０日目、クラス替え

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す