various 6 〜final story〜

alan side ページ20

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敬浩さんには一応報告できたのはよしとして…

アイツらに、何て言えばいいんだろう。。


『Aと付き合ったんだよねー』って？
そんなん言われたら、俺ならショックでかすぎるし。

でもオブラートに包むのも何か違うしな…
てか、包み方がわかんねー。


結局、休憩時間も何も出来なかったし。









亜嵐「はぁ…」


裕太「え、亜嵐くんがため息とか珍しっ！」








閉店間際の調味料チェックをしていた裕太くんに、俺のため息ががっつり聞こえてたみたいで、振り返って驚いてる。

俺だって、多少は悩みあんだからね…

そんな目見開かれると、ちょっとショックなんだけど。









亜嵐「裕太くーん…」


裕太「何よ(笑)本当に悩んでんの？」


亜嵐「悩んでるってゆーか…いや、幸せなんだよ？めっっちゃくちゃ。でもさぁ……アイツらに何て言ったらいいのかわかんなくて…」


裕太「えっ？待って？」


亜嵐「んー？」


裕太「それって…付き合ったん？！おめでとう！！」


亜嵐「ちょっ！声でけーから！」









満面の笑みの裕太くんとは対照的に、俺はその口を塞ぐのに必死！

そんなでけー声出したら、誰か寄って、









隼「なーにがおめでとうなん？」


亜嵐「いやっ、何でもない！本当何でもないから！マジで！！」


隼「えっ？！そゆこと？！」


亜嵐「何が？！」


龍友「下げ物これでラストでーす」


隼「龍友くんっ！この人、付き合ったらしいっすわ〜」


亜嵐「ぅえっ？！」


龍友「おー！やっぱ亜嵐くんやったか！むっちゃムカつく！(笑)」


亜嵐「いやっ、あの、さ！」









何でこーなんの？！

俺、付き合ったってまだ一言も言ってなくね？？

色々さ、心の準備とかさ、してたのに！









裕太「亜嵐くん」


亜嵐「はい」


裕太「貴方が頭使ったって、どうにもなれへんから」


亜嵐「え？」


隼「バカなんだから、そのままでいいんすよ」


亜嵐「おい！」


龍友「言わんくても鼻の下ビヨンビヨンに伸ばして、結果俺ら全員にバレてたって」









なんかめっちゃディスられてる気すんだけど。。

でも、みんな何で笑ってんだろ。
ぜってーショックなはずなのに…









隼「お祝い兼、お呪いって事で久々男だけで飲み行っちゃいますか！」


龍友「ええやん！」


裕太「お呪いて(笑)」









すんげー拍子抜けした…

え、これ。何？

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