various 6 〜final story〜

alan side ページ2

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龍友「連れション行こうや」


亜嵐「何その誘い(笑)別にいいけど」









トイレまでの道を、いつも通りジムの話をしながら進んでく。

お互い本当筋肉バカだなって、毎回思う(笑)









龍友「てゆうかトイレどこ？(笑)」


亜嵐「この角曲がったら…ほら、あった」


龍友「分かりづら！」


亜嵐「ね(笑)」









トイレを済まして出ようとした俺の背中に突如ぶつかって来た言葉。









龍友「僕も、もう告白したから」


亜嵐「っ、え？」


龍友「一応報告して欲しいんかなって思って」


亜嵐「ま、ま、ま、待って！いつ？！」


龍友「さっき」


亜嵐「さっき？！どゆこと？！」


龍友「僕がAと手繋いで戻ってきた時」









え、てことは…
えっ？？手繋いだって事はさ……









龍友「ははっ！すんごい顔になってんで(笑)」


亜嵐「それって……オッケーだったって…事？」


龍友「いーや？」


亜嵐「はっ？どゆこと？どゆこと？分かんない！」


龍友「手繋いだだけ。それだけー」


亜嵐「それだけって…あ！ちょっと！まだ話し終わって、」


龍友「お、Aもトイレ？」


「あ、うん」









まさかのこのタイミングでAと鉢合わせるとか。

これじゃあ、もう聞きたくても聞けねーじゃん！









龍友「一緒に戻ろー」


「うん……ん？亜嵐、何してんの？戻らないの？」


亜嵐「いや、あの。うん、戻る」


「変なの〜(笑)」









俺を置いて歩いてく2人の後ろ姿を見て、とんでもなくモヤモヤし出した俺。


さっき告白したんでしょ？

ねぇ、A告白されたんだよね？その隣に居る龍友くんに。

そんな普通に会話してるけどさ、それって…


それって、Aも龍友くんが好きだって事…？









亜嵐「A！」


「んー？」


亜嵐「これが終わったら少し時間欲しい」


「えっ…」


亜嵐「ダメ…かな」









一瞬目を伏せたA。

…すぐにうんって言ってくれないのは、もう俺にチャンスすら残ってないって事なの？









「うん、いいよ」


亜嵐「ありがと…」


龍友「亜嵐くーん。ほら、行くで」


亜嵐「うん」









……勢いで言ったものの。。


正直、自信も何もない…


どうしよう……

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