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それから、店長は臣さんの事も、私の今の気持ちの事も特に聞いてこなくて、

いつもみたいに他愛もない話をしていたら、中目黒駅に着いていた。









敬浩「おいっ！！てめーらいつまで寝てんだ！起きろっ！！」


亜嵐「はっ、はいっ！！」


隼「…んぅ〜……っ、え？！もう中目っすか？！」


玲於「……るっせぇなぁ…」


龍友「…あれ？寝てた？」


「みんな爆睡だったよ？(笑)」









店長にお礼を言って車を降りれば、ゆっくり降りて来る男子メンツ。

みんな降りた瞬間おっきい伸びしてる(笑)

店長の運転、寝心地よさそうだもんね。





先に着いてた臣さんの車の横には、こちらも眠そうな4名とメンくんの姿。









敬浩「家に帰るまでが旅行です！気を付けて帰れよ！」


玲於「送ってくれないんすか？」


敬浩「玲於ちゃん。どのお口が言ってるのかな〜？」


玲於「嘘っす！冗談っす！」


敬浩「だよなぁ？解散っ！」


「ありがとうございました！」
「また明日ね〜！」









玲於と雪音以外はみんな帰る方向が同じだから、適当に並びながら歩き出す。

私の隣には、隼。









隼「A、帰り寝てないの？」


「うん、店長と話してたら眠くならなかったよ」


隼「あぁ〜！俺、絶対敬浩さんの評価落としたよなぁ…」


「うん？うん、よく分かんないけど」


隼「あ！ちょっとゆっくり歩いて？」









一番後ろを歩いていたのに、そう言われてみんなと更に距離が出来た。

不思議に思ったけど、隼に合わせてスピードを落とせば、何故か横を歩く彼の耳がみるみる赤くなっていく。
……気のせい？









隼「あんな？」


「うん？」


隼「あの…その…」


「どうしたの？(笑)」


隼「明日A、早上がりやん？」


「そうだっけ？よく知ってたね」


隼「あ、いや！別に！チェックしてたんとちゃうよ？！俺も早上がりやから、誰と一緒かなー？って思って、それで知ってるってだけやから！」


「そっか(笑)」


隼「明日、仕事終わり、時間、貰ってもええ？」


「うん、全然大丈夫だよ」


隼「そ、そっか！良かった！忘れんなよ〜？」


「忘れないよ(笑)」


隼「おう」









頭をかきながら、はにかんでる隼が何故か可笑しくて。


私はただただ、隼の隣で笑っていた。

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