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隼「ちょっ！亜嵐くん！服着なさいっ！！」


亜嵐「ちょっと待って。あっちぃんだって」


玲於「絶対ワザと。むっつり」


亜嵐「ほんとだから！ごめん、Aちょっと我慢して」


隼「ねぇ、その格好で我慢とか言わないでもらえます？しかも貴方が言うと、とんでもない下ネタに聞こえるんです！」


亜嵐「何でだよ(笑)」


隼「とりあえずそのベッドからこっちに近付いて来ないで下さいね！」


亜嵐「ひでぇ(笑)」









昨日だって水着姿見たはずなのに、恥ずかしいくらいにドキドキが止まらない…

だってあんな体見慣れるわけないよ！

そう！私は普通だもん！



冷静を装って持っていたパンを口に運んだら、私にピッタリくっついて隣に座って来た隼。









隼「俺が変態から守ってあげるからね？」


亜嵐「おい！変態扱いすんな！」









いやあの…この心臓がドキドキしてる状態でそんなくっ付かれると、どんどん煩くなってきちゃうんですけど。。


隣の隼を見上げれば、また太陽みたいに笑ってパンを食べ始めた。









亜嵐「ねぇ、てゆうか俺のパンないの？」


玲於「ありませーん」


亜嵐「嘘でしょ？……あ、四当分に切ってくれてんじゃん♪もーらい！」









いつのまにか私の後ろに立って居たらしい亜嵐の手のひらが私の左肩に置かれていて、
私に覆い被さるように後ろから手を伸ばしてチーズのパンを取った。


…亜嵐の髪から滴る水滴が、私の太ももに落ちる。

もう背筋を伸ばしたまま、固まって動けなくなった私。


亜嵐、その手避けてくれないと、私の心臓爆発する。。









隼「てーいっ！」


亜嵐「痛っ！」


玲於「…あっ！お前！」









亜嵐の手が離れてホッと胸を撫で下ろしたのに、今度は隼が横から抱き着いてきて、全然私のドキドキを終わらせてくれない。


Tシャツだから、右腕に重ねられてる隼の手の熱がダイレクトに伝わってきて。。

もうパンどころの騒ぎじゃなくなってきたよ…









隼「痴漢反対っ！」


亜嵐「はぁ？てかお前の方が痴漢だろ！離れろ！」


隼「亜嵐くんが服着るまで離れません！この子は俺が守る！」


玲於「何かっこつけてんの？いいから、離れろや」


亜嵐「わーかったわかった。着るから！はい、完了」


隼「パンツは？ちゃんと履いてます？」


亜嵐「ったりめーだろ！(笑)」


隼「よし。Aもう大丈夫だよ」


「…あ、りがと」


玲於「結果隼が一番アウトな」

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