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広臣「俺が勝手に告ってフラれた。ただそれだけなんだからさ」


「そんな風に言わないでください」


広臣「え？」


「勝手にとか、それだけとか。そんな風に言わないでください…」


広臣「…」


「嬉しかったです。臣さんに好きって言われて。あと、その後も変わらず接してくれて。全部、嬉しいんです」


広臣「そっか」


「だから、こちらこそこれからも変わらず宜しくお願いします！」









必死に頭を下げた。

何こんなに必死に下げてるんだろうって一瞬頭を過ぎったけど、

きっとこれは、私の中での本当のけじめ。









広臣「…っふは」


「えっ？」


広臣「お前、真面目すぎ(笑)そんな頭下げんなって。俺、悪者に見えんじゃん」


「え、そーゆーつもりじゃ、」
広臣「分かってるって。」


広臣「ありがとな、A。よーし、お前もう一本付き合え」


「はいっ！喜んで！」








良かった。

臣さんに恋して、傷付いて。

臣さんに恋してもらって、傷付けてしまって。


でも、それが臣さんで、良かった。









・








・








亜嵐「いや、だから俺はここ！」


くるみ「やーだー、私亜嵐と涼太の間がいーい！」


涼太「臣さん、この子何とかして下さい」


くるみ「あ！じゃあ臣さんの隣で寝る〜！」


広臣「はぁ？(笑)いいから、お前はその端で寝なさい」


くるみ「ぶーー」









くるみ、すっごい肉食系(笑)

私ならこの人達に挟まれてなんて寝てられないよ。









「あれ？雪音は？」


裕太「布団敷いた瞬間にお眠りになられました」


「あらま(笑)」









じゃあ、私は…

げっ。空いてるの真ん中じゃん。

まぁ…仕方ないか。









広臣「ほい、かんぱーい」


「あ、かんぱーい！」


メン「すげー、また開けてる(笑)」


敬浩「Aを甘く見んなよ〜？Aに付いて来れなきゃ彼氏失格な」


亜嵐「えっ？！」
涼太「無理(笑)」
龍友「了解っす！」


敬浩「そ・れ・と〜♪お兄ちゃんにもね？」


「「それは無理ですって〜！！」」


「あはは！」


広臣「頑張れ〜(笑)」


敬浩「おい、勇者はおらんのか？だったら勝者、俺になっちゃうけどいい？」


亜嵐「ダメっす！」
龍友「お供させて下さい」
涼太「メンさ〜ん、助けて」


メン「気合いだ！涼太！」


裕太「何、この戦い(笑)」









結局、宴は朝の5時まで続いた。

いや実際、私も最後の方朦朧としてたけどね(笑)

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