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そのまま宴は続いて、気付けば時計の針が3時を指していた。
ここ、店長と臣さんの部屋ですけどね?
玲於と隼は御構い無しにベッドを占領して爆睡してる、しかも1つのベッドに(笑)
仲良いなー。堪らずさっき雪音とくるみと一緒に写メ撮っちゃった。
流石に私も酔いが回ってるから、そろそろ部屋に戻って寝ようかな。
「あのー、私もそろそろ眠って来てもいいですか?」
敬浩「だな、そろそろお開きにすっか」
くるみ「えぇ〜、まだ飲みたい〜」
広臣「お前、相当酔ってるからもう寝ろ」
くるみ「あ!じゃあ〜、そこの畳の部屋に布団敷いてみんなで一緒に寝ましょ〜!」
「えっ」
涼太「お前ねー、Aと雪音は嫌だって。男と同じ部屋とかさ」
くるみ「え〜?嫌?」
雪音「お泊まり会みたいで楽しそう♪」
くるみ「ほらぁ〜」
亜嵐「Aは?どうする?」
どうするって…
あの広い部屋に1人で寝るの嫌だよ…
龍友「じゃあ、Aは僕とあっちの部屋行こか」
裕太「アカン!絶対アカン!A、もうここで寝るしか道はない!」
「……ですよね」
敬浩「じゃあ俺マイスウィートハニーの隣〜♡」
広臣「ダメっす(笑)」
敬浩「何でよ!」
広臣「A、雪音とくるみと窓側に寝て?お前らは逆側。敬浩さんはベッド使ってください」
臣さん……
あんな事があったのに、まだ優しくしてくれるんだ。。
優しく笑い掛けてくれる度に、胸が、苦しい。。
亜嵐「よし、先に布団敷いちゃお!」
涼太「はーい」
メン「女の子達座ってていいよ」
くるみ「やっさし〜♪」
みんなが布団を敷いたり、飲んでたりする中、
気付けば私は、部屋のキッチンの奥にある冷蔵庫へ向かう臣さんの後を追っていた。
「臣さん」
広臣「びっくりしたぁ…どうした?」
そう、その優しい目が、声が。
ほらまた、私の喉をキュッと締めるの。。
「さっき、ありがとうございました。あの、布団の件」
広臣「あー、全然いいから。わざわざ礼言うなんてAらしいな」
プシュッとその場で酎ハイの蓋を開けた臣さんは、それに口を付けないで私の方を見た。
トクントクンと、波打つ心臓。
広臣「俺、まだAの事好きだわ」
「…」
広臣「だからさ、これまで通りで…宜しく頼むな」
「…はい」
広臣「変に気遣われると気持ち悪ぃし」
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wish(プロフ) - Riさん» Ri様!コメントありがとうございます(^^)龍友もこれからもっとどんどん出てくる予定なので、楽しみにしていてください♪ノロノロ更新になってしまって申し訳ありません(;_;)これからも頑張りますのでvarious楽しんでください!(^^) (2018年6月6日 11時) (レス) id: 91e5243148 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 更新お疲れ様です!今後の展開が楽しみでドキドキしながら拝見しております。私的に龍友くん推しなので彼がどうアプローチするのか気になっていますが、他の皆も好きなので続きがとても楽しみです...!更新大変だと思いますが、今後も応援しております! (2018年6月5日 10時) (レス) id: 1610a772f0 (このIDを非表示/違反報告)
wish(プロフ) - hinayuzuhamama1さん» 初めまして!お返事遅くなりましてすみません(;_;)そして中々更新出来ずごめんなさい。全シリーズ読んで頂いたんですね♪ありがとうございます!そろそろエンディングに向かう予定なので、涼太ともどうなるか楽しみながら読んで頂けると嬉しいです(^_^) (2018年5月22日 17時) (レス) id: 4a675f337f (このIDを非表示/違反報告)
hinayuzuhamama1(プロフ) - はじめまして。面白そうと思って見はじめて、全シリーズ見てしまいました。個人的には、涼太君好きなので涼太君とくっついて欲しいけど、どうなるか気になってます。更新を楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2018年5月22日 0時) (レス) id: 9a972645b7 (このIDを非表示/違反報告)
wish(プロフ) - aggyさん» variousの中では、裕太はかなりの王子キャラみたいです☆(^^)また是非是非読んでみてくださいね! (2018年5月17日 12時) (レス) id: 91e5243148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wish | 作成日時:2018年5月15日 2時