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こいつら、本当。
玲於「Aー!見て!緑!」
隼「だから?A!見てよ、これ!花みたい!」
涼太「花火だからね。A、寒くない?」
亜嵐「寒くないですー。なぜなら俺のパーカー着てるからー!」
龍友「A。僕とあっちでお花咲かせよ?満開に」
メン「おい!(笑)」
裕太「ちょっ!(笑)」
………ずーっとこの調子。アイツらまとわりつき過ぎ。
まぁ、こんなんで引き下がる俺じゃねーけど。
その輪の中に一歩踏み出した時、タイミングよく敬浩さんの声が響いた。
敬浩「っしゃー!打ち上げ5連発いくぞー!!!」
盛り上がり出したくるみと雪音の方に、アイツらの視線が移ったのを見て、Aの横に立つ。
広臣「A」
「え?あ、はい」
広臣「ちょっと、話したいんだけど」
「へっ?!」
口、開けたまんま固まったAの手を強引に引いて、走り出す。
アイツらに気付かれたら、めんどくさいし。
「っ、臣さんっ!あのっ、何処に行くんですか?!」
広臣「んー、ちょっと遠く?」
「えっ!遠く?!」
広臣「嘘。あー、そこ座ろ?」
少し離れた砂浜に先に腰を落とせば、ハァハァ肩で息をしているAが目に入って、少し笑えば胸を押さえながら隣に座った。
何だよ、これ。ドラマかって。
相変わらず息を整えてるAの方に体を向ければ、一瞬俺を見てまた漆黒の海に視線をずらした。
広臣「ねぇ」
「は、はい」
広臣「…」
やべぇ。言葉が続かねぇ。
Aと一対一なんて、今までもあったのに。
「…あのぉ」
そっか。
広臣「A」
「はい…」
・
・
広臣「好き」
「…………えっ」
絡まり合う俺らの視線。
Aの瞳に映る街灯が綺麗すぎて、このままずっと見てたい。
この押し寄せる波の音も、ずっと静かに聞いていたい。
A。
もっと早く、お前と出会いたかった。
「えっ、いや、あの、」
広臣「びっくりした?」
「それはっ、もちろん」
広臣「だよな」
「はい…」
広臣「でも、好きなんだ。だから、ユリとも別れた」
「…」
広臣「チャラい?すぐに告るとか。でも…これはマジで。
俺の中には、ずっと前からAが居た」
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wish(プロフ) - Riさん» Ri様!コメントありがとうございます(^^)龍友もこれからもっとどんどん出てくる予定なので、楽しみにしていてください♪ノロノロ更新になってしまって申し訳ありません(;_;)これからも頑張りますのでvarious楽しんでください!(^^) (2018年6月6日 11時) (レス) id: 91e5243148 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 更新お疲れ様です!今後の展開が楽しみでドキドキしながら拝見しております。私的に龍友くん推しなので彼がどうアプローチするのか気になっていますが、他の皆も好きなので続きがとても楽しみです...!更新大変だと思いますが、今後も応援しております! (2018年6月5日 10時) (レス) id: 1610a772f0 (このIDを非表示/違反報告)
wish(プロフ) - hinayuzuhamama1さん» 初めまして!お返事遅くなりましてすみません(;_;)そして中々更新出来ずごめんなさい。全シリーズ読んで頂いたんですね♪ありがとうございます!そろそろエンディングに向かう予定なので、涼太ともどうなるか楽しみながら読んで頂けると嬉しいです(^_^) (2018年5月22日 17時) (レス) id: 4a675f337f (このIDを非表示/違反報告)
hinayuzuhamama1(プロフ) - はじめまして。面白そうと思って見はじめて、全シリーズ見てしまいました。個人的には、涼太君好きなので涼太君とくっついて欲しいけど、どうなるか気になってます。更新を楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2018年5月22日 0時) (レス) id: 9a972645b7 (このIDを非表示/違反報告)
wish(プロフ) - aggyさん» variousの中では、裕太はかなりの王子キャラみたいです☆(^^)また是非是非読んでみてくださいね! (2018年5月17日 12時) (レス) id: 91e5243148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wish | 作成日時:2018年5月15日 2時