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your side ページ47

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涼太「じゃ、また明日ね」


「うん、また明日。おやすみなさい」


涼太「おやすみ」









涼太に告白された。

でも今回は玲於のおかげ？玲於のせい？で、少し心の準備が出来てたから、テンパらずに済んだかな…









「……って、どんだけ生意気な事言ってんの」









自分の部屋に入って、ソファーにドサっと座ってここ最近の事を振り返った。


隼の真剣なあの目…
玲於のストレートな言葉…
涼太の優しく微笑んだ笑顔……









「はぁ……」









みんな、真っ直ぐに告白してくれた。

私も…真っ直ぐ答えなきゃ……

まずはきちんと考えなくっちゃ…









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次の日の朝、いつも通りの時間にいつも通りの道を歩いていると、見慣れた赤髪くんが前を歩いていた。









「裕太！」


裕太「おっ、A。おはよー」


「おはよ」









少し驚いた顔で振り返った裕太の顔を見たら…

……何故か、喉の奥の方がツーンって痛くなった。









「裕太…人にさ、気持ち伝えるのって凄く勇気がいるじゃん？」


裕太「ん？うん」





「誰一人も、傷付けたくない時は…どうしたらいいの」

「みんな好き。それじゃあダメ？」

「誰かを選ばなきゃいけないの？みんな真っ直ぐに気持ちを伝えてくれたのに…私なんかに……」

「勇気出してくれた人を、傷付けなきゃダメ？」

「みんなとの関係が崩れるのが……怖い……」









何言ってんだろ。
話がめちゃくちゃだ。

裕太に話したって、戸惑わせるだけなのに…









裕太「お嬢さん」


「へ？」









俯きながら言葉をぶつけ続けていた私の顔を上がる。

……いつも通り、ポカポカな笑顔で私を見ているその目に、止まらない涙がまた一つ溢れた。









裕太「そんだけ真剣に悩んでんねんから、どんな答え出したってアイツらとの関係は崩れへんて。それにさ……」









私の頬を両手で覆って、親指で涙を拭ってくれた裕太。


…本当、裕太と居ると心が落ち着く。

きっと彼はまた優しい言葉を掛けてくれるんだ。。

甘えっぱなしだね、私。









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裕太「Aもそろそろ自分の気持ち、気付き始めたんちゃう？」

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