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作り始めたのはいいんだけどさ…

「あのぉ…あんまり見られると作りづらいんですけど。。」

玲於「女の子に料理作ってもらうの初めてだから見たいんですー」

「え？そうなの？意外ー。この部屋にも沢山元カノ来てるんだと思ってた」

玲於「元カノ誰も入れた事ないかも」

「えっ？！」

玲於「Aが初めて入った彼女」

目尻を下げて笑った玲於に、
不覚にもドキッとした。

私が初めて、なんだ。。

玲於「嬉しい？」

「っ、うるさいっ！！」

玲於「可愛い」

「ちょっ」

まな板に目線を下ろしたのに、後頭部に回った玲於の手が顔をまた上げさせた。

そのまま私の唇を見つめて近付いてきて、

キスをした。

今までみたいな軽くじゃなくて、
何度も角度を変えて続ける玲於。

待って、胸を押そうにも手が汚れてるから出来ないじゃん。

頭がクラクラしてきた……

玲於「悪りぃ。やり過ぎた」

「はぁ…ちょっと…もぉ…」

玲於「まだして欲しかった？」

私の腰に腕を回して、悪戯っ子の様に笑いながら聞いてくるから、

私の頭の中はパンク寸前。

ドキドキだって、ずっとうるさい。

「して欲しくないから、もうあっち行って！料理が進まない！」

玲於「あはは！はいはーい」

パッと離れて、リビングに向かった玲於にやっと胸をなで下ろす。

今日ちょっとヤバいかも。

アイツが野獣に見える…

「気をつけよ。。」

残りの料理を全て終わらせて、テーブルに並んだハンバーグ、サラダ。

それとビール…

「今日はアルコール控えようかな？毎日飲んでるから休肝日って事で！」

玲於「あー。お前あれでしょ？襲われると思ってんでしょ」

「はっ？！ちっがうから！休肝日！」

玲於「わっかりやすー(笑)襲わねーから飲もうよ、明日休みなんだし」

そうなのよ。明日お休みだから、本当は飲みたい。

襲わないって言ってるし、少しならいっか…

「よし！飲もう！」

玲於「おー！じゃあかんぱーい！」

「かんぱーい！」

私、意思弱っ(笑)

大丈夫、ちゃんとコントロールしてれば。