your side ページ23
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「お疲れ様でしたー」
敬浩「お疲れさん」
今日は特別疲れたな…
店長にも嘘付いてる気がして、まともに話も出来なかったし。
雪音だってそう。
あっちから話し掛けてくれるから話せたけど、そうじゃなかったら、どう話し掛けていいのかもわからなかった。
こんなんで、玲於との関係続けて行けるのかな…
雪音「Aさん、着替え行きましょー！」
「うん！」
まだホールで喋っていた男子メンバーに挨拶を済まして更衣室へ向かう。
あー、こうゆう時に玲於だけには別で声掛けるべきだったのかな。
そうゆうの全然頭回らないからわかんないや。
雪音「今日地味ーに忙しかったですね！」
「ほんと地味ーにだったよね(笑)」
雪音「逆に力抜けなくて疲れましたもん(笑)」
「わかるー！私も！」
雪音「ですよね！」
更衣室で制服から、ふんわりした首元が大きめに開いたニットに着替えて、スキニージーンズを履く。
足元はお気に入りの黒のパンプスに履き替えれば、あとは髪をほどいて、カールを整えて終わり。
雪音「Aさんは明日出勤ですか？」
「朝からだよー」
雪音「私もです！頑張りましょうね！」
そう笑った雪音は本当に天使みたいに可愛い。
私だったら確実にこの子に恋に落ちてるわ。
玲於も早く周り見られるようになるといいんだけどな……
ポケットで携帯が震えてる。
すぐに画面に表示されたのを見れば亜嵐からで。
咄嗟に雪音から見えないように隠し見た。
�狠墨�中で飲みに行くらしい。どの店行くかわかんないけど、玲於に見られたら面倒な事になるから俺が合図出したら店出てきてくれる？��
玲於も飲みに行くんだ。
そんな報告なかったし、やっぱり私のも言わなくていいんじゃん。
雪音「あれ？帰らないんですか？」
「あー、ちょっとメモ整理とかしたいからまだ居ようかな？」
雪音「ほんっと真面目ですね！尊敬します！じゃあ私はお先に失礼しますね、お疲れ様でした！」
「お疲れ様ー！」
はぁ…なんでこんな嘘下手なんだろ。
メモ整理？そんなのこんな所でしないでしょ、普通。
疑うそぶりもなく出て行ってくれたから良かったけど…
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作者名：wish | 作成日時：2018年3月5日 16時
