various 3 (ページ16)

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ryuto side ページ16

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裕太「ぺーい！」

龍友「びっ、くりしたぁ…」

イヤフォンで曲ガンガンに聞いてたら、いきなり前に赤毛の宇宙人が飛び出してきて、マジで心臓止まるかと思った。

裕太「何聞いてんのー？」

龍友「ブルーノマーズ。ほんまビックリした。触ってみ？」

裕太「おー、いい胸筋ですな」

龍友「ちゃうわ、ボケ(笑)」

イヤフォンをポケットに閉まって、裕太くんと店へ向かう。

あー、そう言えば裕太くんち僕んちと近かったもんな。

逆にいつもよく会わんかったな。

裕太「玲於とAどう思う？」

龍友「それ聞く？デリカシーないやっちゃなー」

裕太「えっ！龍友くんも好きやったん？！」

龍友「見てたら分かるやろ」

裕太「全然分からんかった…俺、盲目や」

僕も結構攻めてたよ？
裕太くんだけちゃうん？気付いてないの(笑)

裕太「ごめん、変な質問して…」

龍友「俺は隼みたいに泣かんから大丈夫やって」

裕太「な。泣いてたよな。辛かったー、アレ見てんの」

龍友「せやな…」

アルバイト中、多分5人もおんなじ人好きやったらいつかはこんな日が来るとは思ってたけど…

流石の俺でもショックやったもんな。

裕太「でもなーんかおかしい」

龍友「何が？」

裕太「付き合いたてってもっとハッピーなオーラ出るやん。特に女の子は」

龍友「玲於から告られたとかで、まだ完全に好きちゃうんやろ」

裕太「それは俺も思った。けどなぁ、なーーーーんかちゃうねん」

龍友「何がそんな引っかかってんの(笑)」

裕太「龍友くんさ、昨日ずっとA見てたやん？」

龍友「うん」

裕太「A一回も俺らと目合わせなかったん気付いてた？」

龍友「…俺だけやと思ってた」

裕太「みんなやで。な？なーーーーーんか変ちゃう？」

僕とは目合わせてくれないって気付いてたけど、
みんなやったんや…

何で？いきなりで恥ずかしかったから？

でもAはいつも目見て話してくれるし…

裕太「悩めっ！悩めっ！俺もずっと！悩んでんねんっ！」

龍友「何でラップ調やねん(笑)」

裕太「一緒に悩んで！解決しよう！ひゅうぃごー！」

龍友「あっはは！わかったyo！悩むyo！」

裕太「はははっ！」