alan side ページ15
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亜嵐「おはようございまーす」
敬浩「おはよう！」
あ、今日A朝からじゃねーんだ。
よかった。
まだ誰も来てないみたいだし、聞いてみよ。
亜嵐「敬浩さん」
敬浩「んー？」
亜嵐「Aと玲於、付き合ってるんですよね？」
敬浩「はっ？！マジ？？何で？？」
知らなかったんだ。
普通に敬浩さんには報告してるもんだと思ってた。
亜嵐「いやぁ、俺も昨日裕太くんから聞かされたんでわかんないっす」
敬浩「そっかぁ…玲於か」
ペンを置いて腕組みしながら考え始めた。
俺も玲於かぁ…って感じっすよ。
マジで付き合ってんのかな…
裕太くんが嘘つくはずないし、本当なのか。。
敬浩「すんげー最低な事言っていい？」
亜嵐「はい？」
敬浩「俺的には亜嵐と付き合って欲しかったわ」
亜嵐「えっ？！俺っすか？？」
敬浩「Aは笑ってる時に側に居る奴より、弱ってるのを気付いてやれる奴と付き合って欲しかった」
俺、今多分相当目見開いてる。
生きてきて一番ってくらい。
あと、単純にめっちゃ嬉しい。
敬浩「それ出来んの、お前でしょ」
亜嵐「そう、ですかね」
敬浩「まぁ、玲於と付き合ってようがAの事気に掛けてやってよ。俺もそうするからさ」
亜嵐「はい！もちろんです！」
敬浩「あーでもこれ、玲於に対してめっちゃ失礼だよな(笑)」
亜嵐「そーっすね(笑)」
Aを一番知ってる敬浩さんに認めてもらってたなんて…
俺、結構凄くない？
そうだよな。
玲於と付き合ってようが、俺がAを好きな気持ちを捨てる必要はないんだ。
敬浩さんみたいに、Aを想ってるのはいいよね？
玲於には悪いけど、昨日裕太くんとの電話を切った後も
Aを諦める気持ちなんて更々湧かなかったし。
亜嵐「元気出ました！俺、色々頑張ります！！」
敬浩「いいぞ！若僧！着替えてこーーいっ！！」
亜嵐「はーい！！」
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作者名：wish | 作成日時：2018年3月5日 16時
