various 3 (ページ1)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:109,654 hit

your side ページ1

ーーーーーーーーーーーーーーーー

昨日お休みで良かった。

そのおかげで私の怒りも引っ込んだ。

許さないけどね。

「おはようございまーす」

敬浩「おはよう！あ、そうだ」

…どうして神様はこんなに私に試練を与えるんだろう…

店長、今言った事
嘘だと言って。。

敬浩「今日からしばらく登坂っちにヘルプに入ってもらうから」

「えっ？！」

敬浩「ごめんな…早めにまたバイト雇うから」

眉を下げて笑ってる店長に、必死で笑顔を作ってみたけど、きっと店長と同じ顔してるだろうな…

臣さんと一緒に働くのか……

普通に働ける自信ないよ。。

敬浩「昨日さ、樹里から辞めたいって連絡きたんだよ」

「えっ？」

敬浩「止めたんだけど、泣きながらお願いしますって言って、聞かなくてさ」

隼だ…

フラれたから辞めたんだ。

すずも樹里もそんな簡単に辞めるなんて。

しかも二人とも楽しそうに働いてたのにな…

「着替えてきます。。」

着替え終わっていつもの様に店長の横に座って、今日のワークスケジュールを付けていると、

開いたドアを見てやっぱり早くなる心臓。

敬浩「おー！登坂っちおはよう！悪いな、手伝ってもらう事になっちゃって」

広臣「おはようございます。全然大丈夫っすよ、暇だったんで。A、おはよう」

「おはようございます、今日から宜しくお願いします」

私も臣さんと同じように笑えてるかな…

挨拶するだけで、こんなにドキドキするなんて

普通の会話なんて出来ないんじゃないかな…

広臣「A、ちょっといい？」

「は、はい！」

バックヤードへ向かう臣さんの後ろを付いて歩く。

臣さんの香水の香り…

これは失恋の香り。

広臣「はい」

「えっ、これって…」

広臣「要らないかもしんないけど、取っといて。お前に買ったもんだからさ」

手渡された小さな箱は、私が大切にしたかったあの小さな箱で。

渡してくれる臣さんは優しく笑っている。

こんな日がまた来るなんて、夢にも思ってなかった…

おかえり、私の大切なピアス。

広臣「泣くなら最初っから返してくんなや(笑)」

「っ、すみません…」

広臣「俺も、ごめん。大人気なかった」

時間が戻ったんだ。

こんな事されて、気持ちは戻しちゃダメなんて

言わないよね？神様…