Love_23 ページ24
キィ…っと音を立てて開くドア。
その先には、見晴らしのいい景色。
…じゃなくて、山崎君の背中。
彼の大きな背中が、私の視界を遮っていた。
そんなことはつゆ知らず、山崎君は手すりの近くへとあしを進める。
わたしも後ろをついていった。
「うわぉ、絶景かなぁ〜」
私は5階もある校舎の屋上から見晴らしのいい景色を眺めて、思わずそう叫ぶ。
すると、
「…なんなんだよ、お前は(笑)」
笑いを含んだ山崎君の声。
きさま…いま、バカに――!!
「おい、A。」
「ぬぉっ!?」
名前を呼ばれて、引かれる腕。
そして、揺らぐ視界。
気付けばそこは、彼のひざの上。
ポスッと収まるそこで、わたしは吹き抜けるさわやかな風を感じた。
「髪の毛、くすぐってぇんだけど」
風になびく髪の毛が顔に当たってかゆいらしい。
でも、そんなこと知ったこっちゃ無くて。
「ちょ、ちょ、ちょ、え? なんで、ここなの!?」
私はそこで、赤くなりながら騒ぐ。
いや、意味わかんない!
なんでココなのよ、ソコでいいじゃん!
そう思いながら、ソコ――つまり、彼の隣のコンクリートをみつめた。
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苺 - 姫香さん» ありがとうございます!!ちょー嬉しいです♪頑張りますっ(>_<)更新遅くて申し訳ない(・・;) (2012年5月27日 20時) (レス) id: 905187a999 (このIDを非表示/違反報告)
姫香 - 更新頑張って下さい(*≧∀≦*)応援してます♪ (2012年5月20日 0時) (レス) id: 4af7793296 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 梨乃愛さん» 遅くなってすいませんっ!ありがとうございますっ(*^^*)頑張ります! (2012年5月5日 23時) (レス) id: 23c1a2720b (このIDを非表示/違反報告)
梨乃愛(プロフ) - おもしろいです!!更新頑張ってください☆ (2012年3月22日 16時) (レス) id: 3549939cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺 | 作成日時:2010年3月11日 21時