Love_15 ページ16
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「ちょっと…あんた何サマのつもりよっ！」
「あんたみたいなブスが山崎君に釣り合うわけないじゃない！そんなことも分かんないの？」
これを、言葉の暴力って言うんだろうな…
そう思いつつも女子の集団をにらみ付ける。
ここは、学校の体育館の裏。
そして今…
女子の集団に囲まれて、(言葉の)暴力を受けている真っ最中。
「ってかさー…あんたの親の会社、倒産したんだって？？あははっマジうけるよねーっ」
「ほーんとー！笑っちゃーう」
目の前の集団は高らかに笑い出した。
そんなお前らが１番うけるんだけど…まあ、分かんないよねー。
最近のお嬢様は、馬鹿チンが多いから(笑)
「――倒産…したけど、もう大丈夫ですよ？」
私は平然と言い放った。
すると、少しの沈黙。
「………あ…っそうだよ……」
集団の一人は、はっとして声を出す。
「この人のお父さんの会社、山崎君の系列に入って、立て直したんだって…聞いた……よ…？」
その瞬間だった。
一瞬で空気がガラッと変わる。
殺気がやばいよ…
皆さん、目に、ヤバいほど殺気があるんですけど…
集団の中でもリーダー的存在に位置する子が、私の目の前に立つと、
「あんた…ふざけてんの？」
「いやいや…ってか、あなたたちには関係なくないですか？」
「…そう。」
そう言って、私との距離を縮める。
「ねぇ、あれ持ってきてよ。」
指示すると、一人がバケツを持ってきた。
これが私に掛かるんだろうなって、すぐに察しがついた。
「頭冷やしてあげる。」
――バシャーーッ…
冷たい水が、私の体を流れていく。
カラン…と、バケツが地面に落ちる音がする。
集団はずぶ濡れの私を見て、けらけらと笑う。
そして、さっきの女の子は私との距離をさらに縮めた。
大きく手を振り上げて――
「ねぇ…１つ聞くわ。」
「…なんでしょう？」
「山崎君のこと…スキなの？」
それは……っ
……スキじゃ、ない、けど…
でも、約束だし…
「……スキで―――」
――パンっ
心地よいほど軽く、痛々しく、響いた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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苺 - 姫香さん» ありがとうございます!!ちょー嬉しいです♪頑張りますっ(>_<)更新遅くて申し訳ない(・・;) (2012年5月27日 20時) (
レス) id: 905187a999 (このIDを非表示/違反報告)
姫香 - 更新頑張って下さい(*≧∀≦*)応援してます♪ (2012年5月20日 0時) (レス) id: 4af7793296 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 梨乃愛さん» 遅くなってすいませんっ！ありがとうございますっ(*^^*)頑張ります！ (2012年5月5日 23時) (レス) id: 23c1a2720b (このIDを非表示/違反報告)
梨乃愛(プロフ) - おもしろいです！！更新頑張ってください☆ (2012年3月22日 16時) (レス) id: 3549939cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2010年3月11日 21時
