２４ ページ25
この世界は基本、平和だ。
でも、ふわふわした宙ぶらりんな見せかけの平和は見せかけでしかない。
いつだって現実ってやつは残酷で魔法でも使えなきゃどうにも止められない。
そして、俺は魔法使いではないんだ。
・
「「「お疲れー！」」」
本日、男子会の真っ最中。
メンバーは翔さんに俺、そして松本さん。
すっげー豪華な、華のあるメンツでしょ？
さっきからさ、横のテーブルの女子の視線が熱いのなんのって。
「あのぉ、よかったら一緒に飲みませんかぁ？」
これぞキメ顔！って笑顔で女子度が一番高そうなコが誘ってきたけど
「ゴメンね、俺達これから仕事の話するから」
そう言って爽やかに断る松本さんはマジでカッコいい。
その女子たちが店を出て行ってから
翔さんがニヤニヤして話を切り出した。
「さあさあお待ちかねの・・・」
「翔君、好きだなぁ(笑)」
「Yeah! Let's 恋バナターーーイム！！」
「ぷっ(笑)」
翔さんのテンションがおかしくて思わずビールを噴き出す俺。
「まずはニノ、お前だ」
「はぁっ？そういうのは言い出しっぺからでしょうが！
どうなったんですか、この前のいい感じのコ」
「えぇ〜、聞きたい？気になるぅ〜？」
ハイハイ、わかりますよ
その下がり切った眉毛、何か言いたげにつぐんだ口元、
もう前のめりになってんじゃん
「実はさー、クリスマスデートの約束しちゃったんだよね！」
「やったじゃん」
「俺、相当頑張ったんだよ？
絶対予約の取れないっていうレストランも予約したし」
さすが、食に命かけてるだけはありますな
「で、その日、キメル！」
「あははっ(笑)何暑苦しく宣言してんだよ？
同期のそんな話聞きたくねー(笑)」
ホント、後輩の俺でも聞きたくないですよ・・・
そんなん聞いたら次の日「キメちゃったのか」探りたくなっちゃうでしょーが(笑)
「うっせー(笑)
そういうお前はどうなんだよ？」
話の矛先が松本さんに向いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 468人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あびあ(プロフ) - にのみぃさん» にのみぃさん、コメントありがとうございます。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです！只今、絶賛下書き中です。できるだけ早く続きを読んでいただけるよう頑張りますね。これからもおつきあいの程をよろしくお願いします<m(__)m> (2015年12月27日 21時) (
レス) id: 4cb8e8d5d1 (このIDを非表示/違反報告)
にのみぃ - こんにちは!Make a Wishとても面白いです!!早くにのちゃんの恋が実ればいいなと祈っています…笑 毎日ｷｭﾝｷｭﾝしながら見ています(^-^)/ 更新楽しみに待っています!頑張ってください! (2015年12月27日 8時) (レス) id: b95dd47330 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あびあ | 作成日時：2015年12月11日 21時
