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「普段敵側ばかりと言えど主要人物とは会ってるはずなんだけどなぁ…気付かなかった?」
『敵側なんだ』
そりゃそうだよね、
コナンって小さくなって事件解決!!って感じのやつだもんね。
あれ、小さくなっちゃったんだっけ?
「このまま知らずにいたら結構驚いただろうね」
『軽くパニックだよね』
そう、神さまの言うとおりこのまま教えて貰えなかったらいざ某主人公に会った時絶対取り乱してた。
『コッッッ!?!?!?!?』
って絶対なってた。
不振すぎだろ。
確実に何で名前知ってるんだ誰だお前って疑われる。
あぁ、想像しただけでも恐ろしい。
「まぁ、改めてキミの認知力の無さが確認できて良かったよ」
『だいぶ失礼。』
国民的作品だよね、
映画毎年やってたじゃん。
友達に観に行こうって誘われてたけど原作をあまり知らないあたしが行ってもって感じでしょ。
良いシーンでみんなが「まさかこいつ…!?」ってなってる中、あたしだけ『誰だこいつ…!?』ってなるのは目に見えてる。
『…ってことは、ぼんちゃんや他の皆も…?』
「そう、原作の登場人物だよ。
実感湧かないよね、異次元への転送なんて。」
そうか、
皆は
『…登場人物…』
納得をすると同時に彼等が元々は作られたキャラクターなんだって事に衝撃を受ける。
「運命が決められている登場人物。それはあくまでキミの世界からみた彼等で、
この世界での彼等は予め運命が決まっていようとも、…キミと何一つ変わらない。
ちゃんと今を生きている人間なんだよ。」
神様の言葉がストンっと胸の中に落ちる。
変に意識したり考える必要はない
「それを踏まえてキミに伝えなければいけないことがあるんだ」
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作者名:うぃっぷ | 作成日時:2020年10月11日 23時