【名探偵コナン】とりあえず、どうしようか。

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『………ん…』
　
　


スカートのポケットの中で携帯が小さく揺れるのがわかる
　



　
こりゃ着信か。
　
　


さすがにここじゃまずいよねぇ。
　





　
『ゆみこちゃ〜ん、お便所行ってくるね〜』
　
　
　


立ち上がり、早々に歩きだす。
　

　


「えっ、もうAちゃんっ？

ゆみこちゃんじゃなくて先生！でしょう！！

あと女の子なんだからお便所なんて言っちゃ
駄目よっ！！？」
　
　



教室からゆみこちゃんの困った声が聞こえたのは気のせいだよね。
　

　


もう毎日毎日小学生の相手は大変だよね！！！
　
　


まぁ癒しはあると思うけどね！！！
　
　
　

女子トイレに入り、今の時間大体子供たちは

お昼中なため幸い誰一人いない。
　
　


　
やましい事してるわけじゃないもんね！！！！
　
　





個室に入り、携帯を出し通話ボタンを押す
　
　


　
　
《あ、もしもしA？》
　



『なぁにおにぃちゃん』
　
　
　


仕事が仕事なだけに、ネグローニを家以外で呼ぶ時は
　

“おにぃちゃん”と呼ぶように決まりになっている。
　
　




命が欲しければ痕跡をもみ消せ。
　
　


結構どぎつい家訓だが、

何不自由なく生活できているのは確かな為気にすることもない。
　


　
《…、………先生にはぼくから伝えておいたからお昼ご飯食べたら早退しておいで？》
　



　
『え』
　
　

耳がおかしくなければ、今ネグローニが言ったのは
　



　
昼食を済ませたら帰ってこい。
　
　



だよね？？？？？
　


えっ、いいの？？？
　
　



きっと急ぎの用なんだろうけど
　
　
　
　



え、今ですか？？？
　
　

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