【名探偵コナン】とりあえず、どうしようか。

約束。 ページ26

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「見て見て！このワンピースなんか

Aちゃんにピッタリじゃない！？」
　

　


「なる程、Aはどんな服でも似合うんだな」
　
　


昼食を大根さんの奢りで済ませ、
　


２人の着せ替え人形になってかれこれ１時間は経ってるはず。
　
　


意外と子供用の服はたくさんあるようで、

普通なら試着はせいぜい二、三着程度なのだろうけど

　

あたしはこの２人を舐めて見てた。
　


次々とカゴに放り込まれる洋服達。


値段なんて怖くて見れやしないが、ただ。
　

この服屋はブランド物しか売ってないことは入ってすぐにわかった。
　
　


半額で２万円ってどんな神経してんの

　
服一着でだよ？？？
　


それにブランドなんてただ高いやつって事しかわからないよあたし？？
　
　
　



『ね、ねぇ…そろそろふたりの洋服も…』
　
　


「あぁ、そう言えばそうだな」
　
　


「季節も変わり目だしね」
　


　
よしっっっっ！！！！
　
　

ありがとう神様。

　
よくぞ出てきてくれたね勇気。

　

これでもう人形ごっこと罪悪感に押しつぶされることはないだろう
　
　


あぁ、良かった。
　


　
このままでは2人は金銭感覚が崩れてしまう。

　


いや、もう手遅れかもしれないが
　
　



『じゃあ、ふたりの洋服はあたしが選んであげるね！』
　
　

　
大丈夫、ブランド物じゃなくったって

ふたりにはたくさん似合う服があるはず。
　
　


これ以上ふたりの財布が悲鳴をあげないように見張っておかなきゃならない
　
　


全てがなくなってからではもう遅い
　
　

ふたりがホームレスにならないようにあたしがふたりの財布を守るんだ。
　
　


大丈夫、あたしならきっとできるはず
　
　


　
「ほんとっ？ありがとう、楽しみだわ」
　




「あぁ、きっとセンスも良いだろうからね」
　




「えぇ！じゃあ、あと三件回ったら私たちの服を選んでもらいましょう？」
　


　
ん？
　
　

「あぁ、そうしようか」
　


　
　
んんんん？？？
　

　
　
　

　
　
　
それから二人の洋服を探すのは2時間後だった。
　
　

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