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『…えっと、ブラックコーヒーと

………ミルクティー……あった、』
 
 


背伸びをし飲み物の表示されたボタンを押す。
 
 

千円札を入れたため、お釣りがじゃらじゃらと出てくる
 
 


3つの缶を持ち、お釣りを取り忘れてないか
確かめて病院内の通路を歩く
 
 
 


あたしが8歳の時って自動販売機使ったことあったっけ?
 


絶対ないよね??
 


まず存在も知らなかったんじゃない??
 
 
 
 
あの後、お姉ちゃんは白衣を着た年老いた
男性と一緒に病室に入ってきて、
 
 


大根さんは無傷だったらしく、今日中に帰宅できるって言われてた。
 


 
ふと、大根さんがお姉ちゃんに向ける視線に気付き、色恋沙汰かと思い


 
邪魔しては悪いのでお姉ちゃんにお金を貰い

3人分の飲み物を買いに病室を後にした。
 


「ありがとうAちゃん!

よく買ってこれたね、お利口さんだね」
 
 


お姉ちゃんと大根さんは既に病室から出ていて、
 

お姉ちゃんはあたしの姿を見つけると、

駆け寄ってきて飲み物を受け取りあたしの頭を撫でる。
 



 
「まだ小さいのにAは賢いな」
 
 


大根さんも同じようにあたしを見て微笑む
 
 


いや、褒めすぎだろ
 
 



「ねぇAちゃん、今日一日は大くんも一緒なんだよ」
 
 


 
何故か少しだけお姉ちゃんが嬉しそうに見えるのは気のせいだろうか
 
 
 
…………ん?
 
 


“今日一日は”……?
 
 
 
 
「今から行くと…大体14時ぐらいになっちゃうかな、

………うん。今が一番混んでる時だろうから着いた時には空いてると思うな」
 


 
『ぇ、ちょ』
 
 

 
あれっ???
 

今日は中止じゃないの??

 




 
「じゃあ着くまでに、Aちゃんと大くんは食べたい物、考えておいてね!」
 
 

 

え、お姉ちゃんが運転するの???



仮にも事故ったばかりなのに



お姉ちゃんのメンタルの強すぎかよ





もう遅い、何を言っても終わりだ。
 


はりきってるお姉ちゃんは誰にも止められない。
 




 
ほら、大根さんだって絶対困ってるはず
 
 
 
 

「活発性のある女性か、
 

……フッ、嫌いではないな」
 
 
 


 
いい加減にしてくれ
 

約束。→←___



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うぃっぷ(プロフ) - ハンナ・モンタナさん» わあああああ!!ありがとうございます!!!がんばります(´._.`) (2017年9月2日 22時) (レス) id: c8d8306da3 (このIDを非表示/違反報告)
ハンナ・モンタナ(プロフ) - すごく面白いです! 更新頑張ってくださいね!(^_^*) (2017年9月2日 16時) (レス) id: 8bfb8a36d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うぃっぷ x他2人 | 作成日時:2017年8月27日 0時

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