【名探偵コナン】とりあえず、どうしようか。

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〜ネグローニside〜
　
　
　

　
　
『……ふぅ』
　
　

　
Aと宮野さんが出掛けて3時間は経ったかな
　
　

時間はあっという間に過ぎてゆき、

今日もぼくは大量の資料と睨めっこ。
　
　



『……今日中には無理かぁ……』
　


　

会った事も話した事もない人間のデータを
種類事にまとめる。
　

　

無害か有害か、
　
　


その人数はどう見たって一日二日で終わるものじゃない。
　
　



『……手伝ってもらうかぁ…』
　


　
資料の山に埋もれていた携帯を引っ張りだし、 慣れた手つきで操作し連絡帳を開く。
　



こんな量を突き出してくるボスもボスだ



まぁ、始末の仕事が回ってこない文、

こっちの方が精神的に楽な方か、







《…………はい、》
　




　
『急にごめんな、今大丈夫か？』
　
　



電話越しのそいつは俺の言葉を聞くとため息をひとつこぼす
　
　
　



《仕事、終わらないんですか？》
　
　
　
　

呆れたように言うそいつの言葉を聞いて
フッと、笑がこぼれる。
　
　
　

　
『よくわかってるね、頼むよ』
　
　


少しの沈黙の後、折れたようにまたそいつは

ため息をこぼす。
　
　
　
　

　
《………15分後に行きます》
　
　
　


『ありがとう！気を付けてこいよ』
　
　
　
　
　
相手から切られたのを確認し、デスクに携帯を置き



肩が軽くなったのがわかる。
　
　

あいつは何だかんだ言ったって優しいやつだから、いつもこうして頼んだら助けてくれる。
　



……Aは今頃宮野さんと買い物中かな
　
　


頭で光景を想像するが、その光景は殆ど当たっているかもしれない。
　
　

　
宮野さんに振りまわされているけど

少しだけ嬉しそうなAの姿が頭に浮かぶ
　
　
　



　
『フフッ、Aは素直じゃないからなぁ…』
　
　
　
　



　
今日も一日、Aが無事でありますように。
　
　
　

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