【名探偵コナン】とりあえず、どうしようか。

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……まずい。




これは非常にまずい。
　



逃げればいいのに、何故だかあの人達が気になりすぎて離れようとも身体が動かない。
　




いや、動けって！！！！！

　


あの人撃たれたら次こっち来るかもじゃん！？！？！？
　




　
逃げ道を探すよう目線をずらす。
　




『……、』




　
…今まで見ていなかった足元の少し先に見えたのは落ちている物騒な拳銃。
　
　



いや何故。
　
　



落し物？？？拳銃の？？？





なわけないよね？？？？
　




　
よく見ると撃たれそうな人は武器を何も持っていない。
　
　



　
……………あっ、
　
　


　
きっと何らかで拳銃を奪われて手の届かないところに投げられたのかな？？？？
　




　
きっとそうだよね！！！！
　
　

やだ名推理っっっ！！！！！
　


　

そっと身をかがめ、拳銃を手に取る。
　

初めて触れたそれは何故か懐かしく
　

　
小学生の頃一時期ハマっていた玩具の拳銃を持っている幼いあたしがふと頭に蘇る。
　


　
撃ち方も知らなかったあたしはアニメやドラマを頼りに見様見真似で

家の庭の木に手作りの的を張り、撃ち遊んでいた
　




“的を完璧に仕留めるには頭、次に心臓を狙うこと”
　
　

ワイルドな俳優のセリフを頭に記憶していて

玩具の拳銃を振り回して遊んでいた記憶が残ってる

　



ふと懐かしく感じ、身に付いていた通りに拳銃を的に向ける。
　
　




「フン、最後まで黙り込むとはな


…まぁいい、この先一生喋れなくなるんだからなぁ！！！」
　




　

声を上げた瞬間、あたしの指は引き金を引いた
　
　

___→←おじさん。

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