【名探偵コナン】とりあえず、どうしようか。

___ ページ18

ーー

　


　
「俺は工藤新一！お前は？」

　
　


『………御山…A、』
　
　
　

行き先はわからないが、男の子…
工藤さんに手を引かれ後をついて行く
　
　
　


まって、家そっちじゃないよ



　
「……御山、かぁ…聞いたことねぇなぁ……」
　
　


ひとりでぶつぶつ言いながら、

工藤さんはあたしの手を握ったまま離さない
　


　
これでも一応手汗とか気にするからさ？？
　


汗っかきの女って思われるの嫌じゃない？？
　
　
　


『ねぇ、工藤さん』
　
　


「ん？んー………工藤さん、じゃなくて
　

……そーだなぁ…




……あ、なんなら兄貴でもいいぜ！
　



俺、妹ほしかったんだよなぁ〜！」
　
　


　
こいつもか。
　


　
おじさんとお姉ちゃんの次は兄貴ときたか
　



　
『じゃあ………兄貴』
　


「おう！」

　

　
呼ばれたのが嬉しかったのか、

工藤さん…兄貴は歩くスピードが少し早くなる
　
　



『さっきの女の子はどうしたの』
　
　



泣いて走り去った女の子を思い出し、
問いかける。
　

　


『あたしなんか構ってる暇ないんじゃないの』
　


　

　
一瞬目を見開いたが、兄貴はすぐに落ち込んだ表情になる
　
　




「いや、……なんて謝ればいいかわからなくてよー」
　
　


『喧嘩？』
　
　



見た感じ兄貴は中学生？
　
…いや、ぎり小学生か？
　


　
ここら辺にいるってことはもしかしたら同じ学校かな
　
　

　
　
「蘭が…他のクラスの奴に告白されたって聞いて…
　


悩んでるって言ってて、…それでなんかムカついちまって、
　
　
　
お前を好きになる奴は相当頭がおかしい奴なんんだな、……って…」


　
『………』
　
　

それ結構傷つくやつな
　

さっきの女の子は蘭ちゃん？って言うのか
　





ムカついたって、えっ


　
　
　
　
　
恋路？？？？？？まじ？？？？？
　

　

　
「その告った奴っつーのが、結構女子から…モテるやつでさ、
　


それも考えたら…余計…」
　
　

　
頑張れ兄貴！！！！！！！！！！


　
『厄介だね』
　
　


「…情ねぇな……蘭のやつ、付き合っちまうんだろうなー
　

　
ははっ、急にごめんな！こんな話…」
　
　
　


『…』
　
　


　
　
なんか、可哀想になってきたなぁ
　
　

___→←兄貴。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す