【名探偵コナン】とりあえず、どうしようか。 (ページ14)

今日:27 hit、昨日:8 hit、合計:387,748 hit

___ ページ14

ーー

　

『………』

　
　
おはようございます。
　

　
現在時刻は朝の7時30分。
　
　

誇れるほどの早起きですかね！！
　
　

　
「Aちゃん！遊びに来たよー！」
　
　

　
2日ほどの休日を優雅に過ごすあたしを他所に、
　

　
扉の開く音と同時に、聞きなれた声が耳に届く
　
　

　
『約10時間ぶりだね、おはよう。』
　
　

　
読んでいた本を閉じ、声がした方へ顔を向ける
　
　
　
　
「おはようA、また朝から読書してたの？」
　

　
『穏やかに生活したいものでね』
　

　
彼女、お姉ちゃんをネグローニ紹介されて数ヶ月。
　
　

　
ほぼ毎日のように家に押しかけてくるお姉ちゃんと、

頻繁に顔を出すようになったネグローニ。
　
　

ネグローニはアジトでやればいいものの
書類と睨めっこをしダイニングの隣にある

ネグローニの書斎(空き部屋)で過ごしていることが多く、
　

その分お姉ちゃんは飽きることなくあたしに話しかける
　

　
案外時間が過ぎるものは早いもので、

特にすることもなく退屈だった日々は

今じゃあっという間だなと思うようになった。
　
　

「Aちゃん、今日のお昼ご飯は何がいい？」
　
　
　

お姉ちゃんはまるで本当の姉のように

ご飯や洗濯などをこなしてしまい、
　
　

夜ふかし気味のあたしに成長に悪いと言って9時就寝令がくだされた
　

　

あたしがちゃんと眠りにつくまで傍にいてくれる。
　
　
　
　

他人から見たら完全に家族だろうが

だけど血縁関係は全く持ってない。

　
　
　
　
　

『オムライスがいいな』
　
　
　

　
　
　
どうしてそこまでしてくれるのかがわからなく、
　

　

その事をふたりに聞くことも

あたしはしないと思う。
　
　
　