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「少しネグローニと待っていてくれ」
そう言っておじさんは部屋から出ていった
いかにも怪しいですよ感満々な薄暗い建物に
誘導され、
真っ黒なソファに座りあたりを見渡す
資料などがたくさん乗せてある机に古びたクローゼット、
壁中は地形などが書いてある大きめの紙に棚には黒のファイルがぎっしり詰まっている
……こわ、
ここっておじさんの部屋??
アジトってここに住んでるってこと?
私生活感が無いのは気の所為???
「あの、ぇっと……ボスの言っていた恩人…って…」
背後から声がし、振り返る
『目の前で人が殺される所を見るのは好き?』
「ぇ」
突然あたしから出た言葉に彼は目を丸くする
「…好きに…なれないかな、」
搾り出した様な小さな声で
あたしの問いかけに答えてくれた彼。
『一緒、だから止めたの』
助けたのではなく、阻止した。
そう伝えると少しの間が空いたが彼はあたしの頭を優しく撫でて微笑んだ
「助けてくれてありがとう」
さっきまでの張り詰めていた空間がまるで嘘だったのかのように
彼の手から伝う体温は
酷く温かかった。
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うぃっぷ(プロフ) - ハンナ・モンタナさん» わあああああ!!ありがとうございます!!!がんばります(´._.`) (2017年9月2日 22時) (レス) id: c8d8306da3 (このIDを非表示/違反報告)
ハンナ・モンタナ(プロフ) - すごく面白いです! 更新頑張ってくださいね!(^_^*) (2017年9月2日 16時) (レス) id: 8bfb8a36d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うぃっぷ x他2人 | 作成日時:2017年8月27日 0時