対峙 youside ページ10
生前の記憶の中、ようやく死んだことに気づいた私は、今後、白と黒、どっちの天使として生きようか考えた…。
??『A…。』
ふと、誰かに名前を呼ばれて視線をむける。
U『え…?』
一瞬、目を疑った。
そこにいたのは、黒い翼を持ち、不敵な笑みを浮かべ、瞳に真っ黒な光をたたえた゛私゛だった。
U(B)『ふふふ…。私が出てきたとゆーことは、何を意味してるのかわかったでしょ?』
黒い私が、楽しそうに囁いた。
U『へ…?』
私は、あまりにも突然の出来事で、彼女の言っている意味がわからなかった。
U(B)『あははっ。あなたって本当に鈍感なのね…。なら、自分の姿を、この鏡で見てみなさいよ。』
彼女は、そういって、翼で一つ、大きな風を起こした。
U『あ…。』
目の前に、金縁の全身鏡が現れた。そして、そこに映し出されてたのは、真っ白な翼をつけた紛れもない゛私゛だった。
その瞬間、彼女が言っていたことが、これから始まる殺し合いのことだということに気がついた。
U『なぜ…?なんでよっ!!』
再び死ぬことに恐怖を感じた私は、思わず叫んでいた。
U(B)『ふふ…、ようやくわかったのね。あなたの予想通り、これから始まるのは、ある意味殺し合いだわ。落ち着きなさいよ。必ずしもあなたが死ぬ訳じゃないわ…。だって、あなたがあたしを倒せばいいだけの話だもの…。理由ねぇ…。そんなの決まってるじゃない。あたしはあなたを葬って、あなたの代わりに生きたいだけよ。』
ニヤリと不敵に笑った彼女は、そう言うと、黒い風と共に私の心の中に戻った。
そして私は、意識を失った。
ラッキーアイテム
革ベルト
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SHINeeGIRL(プロフ) - ナナさん» 回答ありがとうございます。1人でも、楽しみにしてくださる人がいると知り、嬉しい限りです。更新がんばります。 (2013年12月16日 18時) (携帯から) (レス) id: 116b6f0133 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 消しちゃダメです! (2013年12月16日 17時) (レス) id: 0c69a03204 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:SHINeeGIRL | 作成日時:2013年7月5日 7時