冬空の星2【イナズマイレブン】 (ページ22)

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Episode.40【★】ページ22

後半戦が始まった。
ヒロトくんは前半よりもずっと動きが良くなってる。
自分の応援で頑張ってくれるって嬉しい。

栗松くんがこっちに攻めてくる。
吹雪くんが止めようとするけど栗松くんのまぼろしドリブルでかわされてしまった。
このままじゃ攻めこまれちゃうよ…
そう思ってたけど、壁山くんのザ・ウォールで防がれた。
よかった…って胸を撫で下ろす。

次はAチームの反撃の番。
攻めこむけど木暮くんの旋風陣でボールが奪われてしまう。

木暮くんから鬼道くん、緑川くんとパスが繋がれていく。
緑川くんに絶好のチャンス…！
今は敵チームだけどヒロトくんのお友達だし、期待しちゃう…！

「アストロブレイク！！」

このシュートが決まって2-2と同点に。
そこからまた攻防が繰り返される。
どっちも引かない。なんだかじれったい感じ。
ヒロトくんも思うようにプレーできてないみたい？

「頑張って…！」

鬼道くんのイリュージョンボールから影野くんへのパス。
ダークトルネードが突き刺さっていく。
飛鷹くんが蹴り返そうとするけどボールに足当たってないし…うん？
時空が歪んだ…？ボールが失速する。
失速したボールはツナミブーフトでカットされて、そして吹雪くんにボールがわたる。

「ウルフレジェンド！」

「ムゲン・ザ・ハンドー！！」

吹雪くんのシュートは立向居くんの技を壊してゴールする。
3-2、追い返した！

「ピッピー！」

ゴールとともに試合終了のホイッスル。
Aチームの勝利…！

＊＊＊

「代表メンバーを発表する」

わたしも緊張する…！

「鬼道有人、豪炎寺修也、基山ヒロト、吹雪士郎」

ヒロトくん…！
よかったねって気持ちでヒロトくんをみる。
ヒロトくんも笑顔で答えてくれた。

「木暮夕弥、綱海条介、風丸一朗太、土方雷電、立向居勇気」

名前が淡々と呼ばれていく。

「緑川リュウジ、不動明王、宇都宮虎丸、飛鷹征矢、壁山塀五郎、栗松哲平」

「そして…円堂守」

悔しがる人もいた。
そうだよね。頑張ったのにね…

「みんな大丈夫！また頑張れば代表に選ばれるかもだし！選手交替は認められてるしこれからも頑張ろう！」

これで少し、みんなも元気になってくれたかな。

「Aちゃん、応援しててくれてありがとう」

「ううん、ヒロトくんが納得いくプレーができたならよかった」

ヒロトくんも代表に選ばれてよかった。
これからまた世界大会に向けて練習だ！
わたしも精一杯サポートしよう！