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~5~ ページ5

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----------------10年前-----------------




「A!!!!!朝ごはんは?!!?!」



「遅刻だからいらなーい!!!いってきまーーす!!」


お母さんの呆れた顔を背中に


家を飛び出した



ヤバイヤバイヤバイ !!!!



今日もゴリラ(担任)に叱られるのは無理!!!




超全速力で坂を駆け下りる。




「っとととと。おはよ A。」



勢いづいた私をいつも坂の下で受け止めてくれる太輔。



「はーーーっ 疲れた!!!


おはよ!!


バスまだきてない?」




「うん、まだ来て………いや来てる!!!

早く!!

走るよ!!」



後ろから私の背中を押しながら太輔が走る。



「ちょっ!!と!すいません!乗ります!!」



満員で既にぎゅうぎゅうな所に入り込むようにして


なんとか乗った瞬間、


勢いよくバスのドアが閉まった。


よかった!!間に合った……!!




……って太輔乗れてない!!!!



「A!!俺 次のバスで行くから!

空いたからって

座って寝過ごすなよ!!」




発車間際にドアの向こうで太輔が早口で叫んだのに対して


コクコクと首を縦に振った。





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作者名:Keiko | 作成日時:2015年10月17日 12時

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