あの日のキミと今の僕に (ページ10)

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今日は彼とディナーの約束

｢こうやってデートするのは久々だね！｣

『本当だよね！』

私の彼氏のゆうくん。

一応会社の社長をやってる方

時間とお金に余裕がある人

レストランまで歩いている途中

『ねぇ、、目瞑って』

｢えっ、わ、わかった｣

手を触られると薬指にひんやりとした感覚

『いいよ。』

そう言われ目を開けると私の薬指が輝いていた

｢えっ、これ！｣

綺麗なクリスマスツリーの前でのプロポーズ

『結婚しよう』

｢で、でも…｣

『今すぐに返事が欲しいわけじゃないよ

これからAにもっと好きになってもらえるように頑張るから

そしたら返事を聞かせて？』

｢はい、、、｣

急過ぎて本当にびっくりしたけどそれ以上にびっくりさせられたの

『行こっか』

｢うん｣

歩き始めたとき、ツリーの反対側で歩いてる貴方の姿を見つけた

久しぶりにみたかずくん

昔とは違う雰囲気に少し違和感を感じたけど。

絶対にかずくんだった。

多分あれはメンバーといたのかな

さっきのプロポーズなんて忘れるくらい貴方に惹かれた

私の想いとは裏腹に手を引くゆうくん

なんで後悔してるんだろう…。

出来ることなら今すぐ貴方のところに飛んでいきたい