Ten ページ11
ずっと気になっていることがある。
どうして、センセ達は自分の名前を名乗らないのか。
・・・気になる。
「次の授業に移るぞ」
でも、センセのこの一声で、私の考えは消えてしまった。
気配もなく教卓に立つセンセ。
「この学校で教えるのは主に2教科。
「話術」「戦術」の２つ。それが、細かく分けられる」
そんな事を教えたら、強くなるだけではないのか？
・・・いったいこの人達は何を考えているんだ。
「ちなみに月別で変わっていく。今月は、
〔話術：殺気のコントロール〕
だ。頑張っていこう」
殺気のコントロール？今まで何となくでやってきたが、これを極めれば、緑センセのようになれる？
「ちょっと、red、ダース来い」
そう言われたので、私とダースは前にでる。
「会話してみろ。殺気無しでな」
・・・殺気無し。
私はふぅ、といつものように深呼吸して心を落ち着かせる。
ダースは、肩の力をすっと抜いた。
「話すの、久しぶりだな」
軽く弾ませた声で、ふわっと笑顔を作って話す。
「はは、そうだな」
流石だな。ダース。殺気などなく、ごく普通の常人に見えた。
「はい、殺気Max」
殺気Max。私は笑顔をフッ、と消して無になる。
そして、ダースを軽く睨む。
ダースも、私を睨む。
「ダースは何でこの学校に入ったんだ？」
「redが先に話せよ」
普通の会話だけれど、
視線と低い声、それと強烈な殺気。
男ってズルいな。お見事。
「お、流石だな。でもダースの方が一歩上か」
意外と神経使うんだよな、これ。
もっと極めたい・・・！
自然と体が力み、スイッチが入る。
「うぉぉ、怖っ、目に生気が無ぇ」
スパーダが驚いているけれど、なにがそんなに。
私にとっては、真剣になるときのスイッチを入れただけ。
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winter(プロフ) - 弱井さん» ありがとうございます！頑張ります(^ ^) (2017年3月18日 18時) (
レス) id: 33674497b8 (このIDを非表示/違反報告)
弱井(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 156be97d0d (このIDを非表示/違反報告)
winter(プロフ) - たまごかけごはんさん» 本当だ！ありがとう♪( ´θ｀)ノ (2017年3月16日 19時) (レス) id: 33674497b8 (このIDを非表示/違反報告)
たまごかけごはん - 新作、作ったんだね！7話のクラス中が静まる、のところ、」いらないんじゃないかな？間違ってたらごめんね！ (2017年3月16日 19時) (レス) id: bc7eac5fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：winter | 作成日時：2017年3月11日 20時
