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ゲホゲホとせき込む部長と、その背中をさする松本くんを見ながら、
『あの二人、お似合いですよね』
「え、Aちゃんそういう趣味なの？腐女子ってやつ？」
『違いますけど』
部長の方が中性的な顔立ちだから彼女でー、松本くんが優しい彼氏ー、とか頭の中で考えながら、
やっぱり松本くんにお世話されている部長を見ていたら、
「でさ、話し戻すけどどうなの？かっこよかった？」
『顔は...まあ整ってました。テレビに出ていても差し支えないレベルです』
「性格とかは？」
『優しかったですよ、育ちがよさそうな...品があって食べ方もきれいで、頼れる感じ』
「理想的な結婚相手って感じだね」
『そうですよね』
相葉先輩が、興味津々！って目をこちらに向けてくる。断片的に覚えている内容と、SNSのやり取りを思い出しながら話していく。
『週末にお出かけする予定です』
「え、どこ？」
『どこだっけ...涼しそうなとこでした』
「お前の記憶力ニワトリかよ」
けけ、って笑う二宮先輩と、そういうこと言っちゃダメなんだよ、ってとがめる相葉先輩。
もう馬鹿にされるのは慣れてるけど、さすがにイラついてきた。
『二宮先輩...いい加減にしてくれます？』
「おーこっわ、言っとくけどね、おれだって好きでこんなことやってないからね？」
『ハイ？』
「あ！ニノちゃん、ビールまたぬるくなっちゃうよ！」
「え、まだだいじょ、うん、そうだな」
『お二人とも何言ってるんですか、さっき頼んだばっかりなのに』
「そういえば、この前営業に行ったらさー」
そこからは、相葉先輩が営業先での面白い話をしたり、
二宮先輩が女の子の好みについて話したり、
なぜか松本くんにまで飛び火して、なんなんすか、って笑ってるのがかわいかった。
別の班の人も会話に混ざり始めて、席が変わっていく。
『サワー頼んじゃお』
「何サワーにする―？」
『あ、桃だって、おいしそう！これ飲むー』
「私はいつものー」
「俺もいつものにするー」
櫻井班の、部長はそのままだけどみんな遠くの席に行って、
私の隣は同期の斗真とあこちゃんとワイワイ。
『部長もそろそろいつもの焼酎頼みます？』
「ん。よろしく」
オーダーを通しにちょっと席を離れてる隙に、
話されてた会話の内容は、知る由もない。
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あきんこ(プロフ) - みいさん» 初めまして、ありがとうございます(*´▽｀*)/これからも楽しんでいただけるよう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします！ (2020年1月5日 20時) (
レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
みい - はじめまして。読みやすい文章で、とても楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください！ (2020年1月4日 23時) (レス) id: 68fc344d1d (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます！両方一緒に読んでいただけてとても嬉しいです、頑張ります( *´艸｀)よろしくお願いします！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あま - 更新お疲れ様です!!!Lightの方と同時に楽しみにしてます!これからも頑張ってください!!! (2019年12月30日 22時) (レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2019年12月25日 11時
