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『先輩、ハンバーグ食べれる胃じゃないってことですよね』
「まぁそうだね。今の時期相葉さんか部長くらいしか胃が通常通り動かないって」
『わたしうどんがいいです。あったかいやつ』
「逆にこの季節に冷たいうどん食いたがるのもあの二人だけだろ」
いつか、松本くんと来たうどんのお店。冷えた体に暖かさが染みる。うう、幸せ。
「あのさ、」
『はい』
そういえば、先輩から話があるって言われてたんだ、って思い出して、箸をおく。
「御曹司と、上手くいってんの？」
『それは...はい』
「そっか」
もう、お見合いしてかれこれ半年か。
「怖がらせたくなかったから、言うかどうか迷ったんだけどさ」
『？』
俺、お前のストーカー知ってるよ。
そう、先輩が言った。
.
.
『え？』
「今営業に来てるやつ。お前のことずっと見てんのと、あと、家近いんじゃね？部長に確認したら同じ駅って言ってた」
『、』
「行きも帰りも少し遅れてあいつがお前の後なんだよね。お昼も時々。今日は仕事押し付けてきたからいない。部長にはすでに報告してある。そしたらお前のストーカーの話も聞いた、多分ね、そろそろボロが出るよ。」
『...ビックリしました、先輩知ってたんですね』
「うん、部長が正直ひとりじゃ守り切れねぇ、って。御曹司の方には相談してんの？」
『してません』
「なんで？」
『なんで、って言われても...なんでなんでしょうね』
これ以上向こうを心配させたくない、その一心に尽きるんだけど、二宮先輩にそれを言ったら、全部見透かされちゃう気がした。
「してません、じゃなくてできません、だったりしない？」
『どういうことですか、』
「お前本気で結婚する気ある？相手はお前のことちゃんと理解しようと努力してくれてるんだろ？なのにストーカーのこと秘密にするってことはさ、相手のこと裏切ってることにならない？」
『...、』
「いつか、ダメになるって思ってるなら、話す必要ないかもしれないけど、そうじゃないんだろ？」
先輩の、言う通りだ。
「って、部長が気にしてた。俺も気になってたけど。」
『すみません...』
「もう一回本気で考えてみな」
『はい、』
二宮先輩と、お店の外に出た。
言えるといいね、なんて先輩が笑った。
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あきんこ(プロフ) - みいさん» 初めまして、ありがとうございます(*´▽｀*)/これからも楽しんでいただけるよう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします！ (2020年1月5日 20時) (
レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
みい - はじめまして。読みやすい文章で、とても楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください！ (2020年1月4日 23時) (レス) id: 68fc344d1d (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます！両方一緒に読んでいただけてとても嬉しいです、頑張ります( *´艸｀)よろしくお願いします！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あま - 更新お疲れ様です!!!Lightの方と同時に楽しみにしてます!これからも頑張ってください!!! (2019年12月30日 22時) (レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2019年12月25日 11時
