君色に染めたい (ページ36)

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あれからシルクの家を出てモトキの家に行く途中のことだった。

モトキがいつもより早歩きだ。

しかもまだ腕を掴んでいる。

『ちょっ、モトキ速いよ。』

すると、ぴたっと止まった。

モ｢ごめん、速かったね。｣

『なんでそんなに急いでるの？』

モ｢なんでって、そりゃあ、、、｣

モ｢早くいちゃいちゃしたいから？｣

『なんで疑問形なの？w』

モ｢答え違うかなって言った時には思ったけど、今考えてみたら合ってた。｣

モ｢俺、Aといちゃいちゃしたい。｣

『ふふっ』

モ｢なんで笑うの～？｣

『どストライクすぎておもしろくなっちゃったw』

モ｢どストライクの方がいいでしょ。｣

『そうだね。』

『じゃあ、そんな私にいちゃいちゃしたいモトキに夕飯を作ってあげましょう。』

モ｢いいね。俺も一緒に作る！｣

モ｢たしか家にちょうどハンバーグの材料があった気がするんだよね｣

『ハンバーグ！いいね♪』

『楽しみ』

モ｢俺も｣

『早く行こ？』

そう言って私は走り出した。

モ｢ちょっと速いって！｣

『ほらモトキ遅いぞ～って…』

いつの間にか追いつかれて、

いつの間にか腕をつかまれてた。

モ｢俺、Aといれて幸せ。｣

『私も、幸せ。』

モ｢死ぬまで一緒にいようね。｣

『当たり前。』

モ｢ほら、行くよ！｣

『ちょっとモトキ足速いよ～』

いろんなことあったけど

私、君色に染められたよ。

十分にね。

これからは私が君色に染めてあげる_______

君色に染めたい【完】