君色に染めたい (ページ34)

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そういえば、シルクに会うのは随分久しぶりな気がした。

モ「シルク～」

シ「お～、モトキ。それにAも。」

『シルク、久しぶり。』

あれからなんか気まづい感じがしてシルクとあんまり話せてなかったっけ。

シ「Aは今日どうした？」

モ「Aが最近シルクに会いたそうな顔してたから連れてきた。」

シ「たしかにあれから話してなかったもんな。」

『なんか気まづい雰囲気になっちゃってたよね。ごめんね。』

シ｢俺もあんま喋りすぎると誰かさんが嫉妬しちゃうかなって思ってな…｣

『えっ？モトキって嫉妬するの？』

モ｢しますけど？｣

モ｢てか、今までシルクに嫉妬しまくってたわ。｣

シ｢マジ？｣

モ｢Aのこと小学生の時からすきだったし。そりゃあしますとも。｣

シ｢そんな前からAのこと？｣

モ｢高校から離れちゃったけどさ、再会した時に分かったんだよね。｣

モ｢まだ、Aのことすきなんだなって。｣

モ｢それでちょっとしたら告ろうと思ったんだけど、Aがシルクのことすきだって本人から聞いちゃってさ、、、｣

モ｢それでここずっと悩んでたんだよね。｣

シ｢それは知らんかったわ。｣

モ｢俺の恋バナなんて聞いてこなかったからね。いつもシルクシルクって、、、｣

『ごめん、なさい、、』

モ｢でも今はちゃんと俺のことすきだから許してあげる。｣

『すきじゃないもん。』

モ｢えっ？｣

シ｢お前何言って、、｣

私はモトキを見つめながらこう告げた。

『愛してるからね』

モ｢ずるすぎ。｣

モトキは顔を赤く染めて私に抱きついてきた。

そして耳元で

モ｢俺も、愛してる｣

彼がそんなこと言うから、私の顔も赤く染まるんだ。