DISH//の姫 5th (ページ22)

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ありがとおページ22

おまたせしました。

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柊生 side

匠海「おはよう～」

だいち「おっは～」

昌暉「よ～」

俺は心配事があって、ちょっとはやく楽屋に着いた

なんだけど、もうみんなは既に来ていた

馬鹿騒ぎな姫以外は

匠海「……ごめん」

すると、いつも以上に暗く匠海が頭を下げてきた

だいち「あれは本当なの？だから、Aはまだ来ないの？」

意味がわからなかった

柊生「え、どゆこと？おまえら喧嘩したの？」

昌暉「なにいってんの?まだ見てないの?」

柊生「なにをだよ」

"これだよ"って文春をみせてきた昌暉。

柊生「は!?」

匠海「……でも何も無い!!本当に友達!!」

だいち「友達が半同棲すっかよ!!」

柊生「じゃあもしこれが本当ならば、匠海はこの人と付き合っていたのにAに、"幸せにする"とか言ってたわけ？」

匠海「…………」

昌暉「黙ってちゃわかんねーよ!!」

ぎゅ…ｯ

柊生「え…」

いつ入ってきたのかわからないくらい、俺らは騒いでたのか…

『やめて…といくん』

匠海「…………A」

『たくみ、幸せになってね♡』

昌暉「いいのかよ!!」

『だって、しょうがないよ笑』

俺の隣に来て、Aはそうやって笑うんだ

本当は悲しいくせに

本当は泣きたいくせに

いつも強がる

匠海「だから、俺は、お前が…」

『匠海!!』

珍しくAは匠海の言葉を遮って話した

『メインボーカルなんだから辞めないでね?これからも大事な家族、仲間としてよろしくね♡』

匠海「……ｯ」

『さっ、仕事しよ～!!今日はなんの仕事だっけ?笑』

だいち「あ、あれだよ!!今日はバンド練習!!」

『あ、そーだった笑、楽しみ♡』

そうやって、空元気見せたってみんなわかるよ

辛い時は泣けよ、あほ

一人で、泣くなよ…