DISH//の姫 5th (ページ11)

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「おーーーい」

さっきの小学生たちが俺の所へきた

「落ちてたよ」

だいち「う～わぁ!!あった～よかった～」

「気をつけな」

だいち「ありがとう」

小学生たちは俺が落とした財布を届けに来てくれた

だいち「わぁ～本当に財布見つかって元気でたよ!!おばあちゃんありがとう!!」

おばあさん「この飴…全部持っていきな!!きっともっといい事あるよ!!」

だいち「え…？いいの…!?」

おばあさん「ただ一つだけ!!
あまり…舐めすぎないようにな…!!」

だいち「……うん。分かった!!」

このおばあちゃんと出逢って、不幸続きだった僕の人生は、一気に変わった

・

俺はいつも買っている自販機の前で

だいち「この間言ってたこと、本当かな？」

飴を口にいれ、

お金を入れた

ﾁｬﾘｯﾁｬﾘｯ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

だいち「お!!お!!えぇーー!!
人生初の当たり!!この飴すげーな!!まじかよ～いやぁ…ラッキーーー!!」

・

だいち「ってことは…もう一個食べると…」

俺はまた口に入れた

ﾄﾞﾝｯ

「いてｯ」

だいち「おわぁ、びっくりした～」

黒い服を着た男が俺にぶつかって転がった

「邪魔だよｯ」

その人はバックを置いて走り去っていった

だいち「かばん忘れてますよ!!」

『はぁ…はぁ…はぁ…それ、あたしのかばんなんです!!』

後ろから可愛い人が走ってきた

だいち「え!?そうなんすか!?」

『本当にありがとうございます!!』

だいち「あ～いやいや～」

『小林 Aって言います!!今度お礼がしたいんで連絡先教えて貰ってもいいですかｯ』

だいち「おぉ～ｯ、はいｯ」

おいおい、嘘だろ～

こんな可愛い子とこんな出逢い…