僕らを繋ぐ13の弦

第33話 ページ33

『浦正先輩の初恋が、私…？』
狂｢ああ、浦正が覚えているのかは分からないけどね。まさか聴かせたい相手と一緒に弾くとは……これもなにかの縁なのかな｣
『縁…』
狂｢あ、この話は浦正には内緒な、浦正が知ったら気にしすぎて練習できなくなるだろうからな。聞かれたら蓮くんが美味しいパフェの店教えてくれたとでも言っておいてくれ｣
『わ、分かりました』

私は浦正先輩と昔会ってて…先輩は私が好きで琴を始めた…
ていうか明日どんな顔で部活行けばいいの…！？

宙｢A…ちゃん？｣
『宙くん！部活終わったの？』
宙｢うん、Aちゃんも黄更城の先輩との話は終わったの？｣
『そうだよ』
宙｢あの、Aちゃんは、夏祭り、浦正先輩と行くんだよね…？｣
『うん、そうだけど、どうしたの？』
宙｢あ、いや、何でもない！ごめん！じゃあね！｣
『え、うん、バイバイ…？』

宙くんどうしたのかな、様子が変…


ー翌日ー

浦｢A！昨日狂平と何話したの？｣
『えっと、蓮次くんが美味しいパフェの店に誘ってくれたから私も一緒にって…』
浦｢そ、そうなの？｣
『はい』
浦｢それならいいけど…何か変なことされたらすぐに言えよ！｣
『は、はい』
浦｢あ、それと夏祭りの日、Aの家まで迎えに行くから待っててね！｣
『分かりました！』

真｢Aちゃんおはよー｣
『おはよう真咲くん！』
真｢Aちゃんも夏祭り行くんだよね？｣
『うん、いくよー』
真｢俺も行くからもしかしたら会えるかもな！｣
『会えるといいね！』
真｢浦正先輩もかなり浮かれてるね｣
『確かに！先輩ってお祭り好きなのかな？』
真｢えっ…そ、そうかもね｣
『私も楽しみだな〜』
真｢先輩とのデート？｣
『デ、デート！？違…』
あれ、でも先輩はどう思ってるのかな…デートのつもりで誘ったのかな……

いや、今は部活に集中しよう……！！


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閲覧ありがとうございます！そしていつの間にかお気に入りが増えてました笑
来週は現実で箏曲部の発表があるので、もしかしたら更新する暇が無いかもしれないですm(_ _)m

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