その2 ページ10
次に現実味。主に占ツクで夢小説を書かれる方々へ。
オリジナルの小説の場合は、大抵の事は何とかなります。
例としては最近急激に増えてきた転生もの。事件事故に遭遇したり、突然光に包まれたりした後、気付けばそこは異世界でした。みたいな。そこでは転生者だとか聖女とか呼ばれ、誰も敵わないような最強の身体能力やスキルを持っている、など。
誰だって主人公になりたい。誰よりも強くなりたい。気兼ねなく接してくれる仲間が欲しい。居場所が欲しい。敵をコテンパンに蹴散らしたい。
気持ちは分かる。
話は変わりますが、最強系(俺TUEEEE系、俺また何かやっちゃいました?系、これでも加減した方なのだが系)の激増の一因は、社会が求める「普通」の水準が「完璧」に近付いているという事ではないでしょうか。
どんなに頑張っても普通にすらなれない。「お前普通じゃないよ」と言われても、どこがおかしいのかわからない。「これくらい普通はできるだろ」「普通そんな考え方しないよ」「普通の理解力があれば伝わるでしょ」「普通にしてよ」「普通」「普通」「普通」。
もはや普通ではなく苦痛ですよ。
こそあど使ってくんなボケ。主語を言え。八割の説明で十割理解させようとするな。
「普通」は恐ろしいほど主観的な言葉です。「普通」という言葉を武器に嫌味を言ってくる奴は狭量な人物だと思いましょう。かわいそうだね。
話がどこかへ飛んで行ったので戻ります。
オリジナルの小説の場合は、自分がルールですので何とかなります。矛盾を起こさないよう、不自然にならないようにこじつけていけば良いからです。
問題は二次創作の場合。
これも矛盾を起こさないようにこじつけていけば良いのですが、こじつけだけでは済まない事があります。
それは、原作にある設定という壁です。
例えばバトルものにおける最強夢主。
バトルもののお話には必ずと言って良いほど「最強」の名を冠するキャラクターが登場します。
何でも食べる最弱モンスターとか賢者とか様々ですが、分かりやすいのは白髪童顔目隠しお兄さんですかね。彼は、言い方は変えますが「国民全員が相手でも彼を倒す事は出来ない」「彼の存在が国の存亡に関わる」と原作内で明記されており、その上敵味方問わず最強と評される力量を持っています。
さて、ここで問題です。
そんな最強の彼を、夢主がいとも容易く飛び越えてしまったら、一体どうなるでしょうか。
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彼岸(プロフ) - 夢さん» わー!ありがとうございます!お互いに頑張りましょう!!もし他に「これどうなん?」ということがございましたらいつでもおっしゃってください! (2021年1月19日 20時) (レス) id: eb22cb0b38 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 参考になりました!私も小説作家です!(ただここに投稿しているだけです)一緒に頑張りましょう! (2021年1月19日 18時) (レス) id: bb9414ec4a (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 夢見 腐愛さん» ありがとうございます!お役に立てて何よりです。もし、目次に書いてある事の他に追加した方が良い項目などがあればいつでもおっしゃってくださいませ! (2021年1月17日 0時) (レス) id: eb22cb0b38 (このIDを非表示/違反報告)
夢見 腐愛(プロフ) - す、すごい……………!!!すごく参考になります! (2021年1月17日 0時) (レス) id: c181f4e3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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