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4. 気分転換（12/25） ページ4
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期待しても、彼が来なければどうしようもなく
興味も薄れていく。
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やっぱり、ただのそっくりさんだったのかな…。
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少し伸びた前髪をいじる。
ぐるぐる、もやもやした感情をどうにかするために、外に出たくなった。
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あ「お父さん、今日髪切ってきていい？」
父「いいけど、それ以上短くするのか？」
笑いを含めた言い方。
なによ、女の子っぽくない って言いたいの？
あ「そこまでは短くしないけど…」
いいの。
ただ、気分を変えたいだけだから。
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外に出ると、あちこちに桜の花びらが落ちている。
もう、春も終わっちゃうのかなぁ…
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ぼんやり歩いていると、
あ「ぎゃっ!!」
何か にぶつかった。
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な、なに？
跳ね返りがあったんだけど…
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よろめいた体のバランスを戻して
そっと目を開けると、
マスクに帽子の完全に怪しい男の人…
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ヤバい、ヤバい！
これは謝らなきゃー！
あ「ご、ごめんなさい！」
頭を下げても、何の反応もない。
疑問に思って顔を上げると、
「娘さんだ」
怪しい見た目とは裏腹に、のんびりした声が聞こえた。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：杏仁豆腐 | 作成日時：2012年12月24日 14時
