初恋とオオカミちゃんには騙されない２

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樹の月ライン当日

アトリエにて

楓「今日ってあれだよね、樹くんの。」

壱馬「月ラインだろ？」

夏恋「誰さそったんだろう？」

陸「今日きてないのって伶奈と杏奈とAか。」

楓「・・・。」

夏恋「ちょっと楓ちゃん。」

楓「私？」

夏恋「うん。」

夏恋×楓

夏恋「どうしたの？」

楓「何が？笑」

夏恋「なんか複雑そうな顔してる。」

楓「・・・。もう分かんなくて。」

夏恋「何が？」

楓「最初健太のことが気になってた。」

夏恋「うん。」

楓「でも壱馬くんのことも気になってて。そしたらこないだ健太に一回距離おこうって言われたの。」

夏恋「そうなの？！」

楓「うん。で、そしたらなんか嫌だったの。離れたくないなって。」

横澤『ええ！』

楓「健太がこの間伶奈誘っててそれみるのも嫌だった。」

夏恋「そっかそっか。」

楓「自分からフラフラしといてこんなのおかしいと思うんだけど。」

そう言って泣き出した楓を夏恋は抱きしめた。

夏恋「一回ちゃんと話してみたら？健太くんとも壱馬くんとも。」

楓「どうやって？」

夏恋「うーん、LINE使うのも手だよね。」

しばらく楓は考え込んでいたがやがてスマホを手に取った。

健太×北人

楓太陽ライン使います。

健太「あ、楓じゃん。」

北人「気になります？」

健太「笑」

楓健太、話がしたい。

北人「健さんじゃないですか。」

健太「まじか。」

北人「どうなんすか？」

北人の言葉に健太は曖昧に微笑んだ。

健太いいよ

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