君は、アイドル (ページ6)

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6話ページ6

時間もギリギリになってきたから

湧くんを起こさないといけない。

内村「おれが起こしても起きないもんー」

って颯ちゃんが諦めるから

わたしが起こす羽目に…

『湧、起きて、時間だよ』

と軽く揺さぶってみても

気持ち良さそうな顔で寝たまま

『ほら湧ー、レッスンでしょー？』

と屈んで肩を叩けば

急に腕を掴まれ布団に引き込まれる

平塚「あ！湧！」

内村「だめー！」

とみんなが止めようとするけど

お構い無しに布団の中で抱きしめてくる

まあ、寝ぼけてるだけなんだろうけど

腕の中から脱出しようと体を動かすと

颯ちゃんが湧のことをぽかぽか強めに叩く

なんとか脱出して

『もう湧！起きて！』

と強めに起こせば、

湧が目をこすりながら体を起こす

まだ寝ぼけているのか何も言葉を発さないけど、

とりあえず起きたことを確認して自分の準備を進める

元木「あーねみー」

と頭を掻きながら洗面所へ向かう湧

黒田「大丈夫！？変なとこ触られてない！？無事！？」

とわたしの体をペタペタ触って確認する黒ちゃん

…いや、あなたの方が触ってるのよ

安嶋「もー黒ちゃん、Aちゃんが困ってるでしょ」

黒田「そんなことないよ」

『いやいや、そんなことあるから。あじくんありがとう』

と引き剥がしてくれる。

元木「おはよー」

洗面所から戻ってした湧の機嫌が

やっといつも通りになったようで

『おはよう、わたしもうすぐ出るけど平気？』

元木「大丈夫ー」

みんなに行ってきますをして

1人玄関を出て仕事へ向かう

…なんか疲れたな